2018年09月16日

2018年第3回定例会報告書

2018年第3回定例会報告書

 日時:9月8日(土)10:00~13:00(10:15 受付開始)
 場所:ハナ銀行多文化センター 多隣(タリン)
参加者:11名


<定例会内容>

(1)10:35-10:45 OPIの理論に関する説明(司会:迫田)
OPIとは何か、OPIで判定する各レベルの特徴やインタビューの流れについて、簡単に説明を行った。

(2)10:45-11:45 テープ判定(テープ提供:小島堅嗣先生 司会:後藤歩先生)
小島先生が本番ラウンド(認定ラウンド)において提出されたテープを参加者で聞き、レベルの判定を行った。今回は、最初に少し個人で考え、レベルと根拠について整理した上でグループでの話し合いを行い、意見交換を行った。

◆レベル判定(研究会スタッフを除く)
    超級…4名
 上級-上…3名

◆判定理由
超級
・長く話している部分が副段落として認められ、複段落のレベルで話すことが出来ていた。
 ・説得力のある話し方であった。
 ・ロールプレイの際、芸能人を相手にしたインタビューであったせいか、ラフな話し方をしており、敬語の出方も弱く、フォーマルな話し方として認められるか疑問だった。フォーマルな話し方が出るよう促せるような状況の設定が必要。

上-上
・最初の印象は上-上以上だったと思ったが、詳細な説明が不足したりずれていたりした部分があったのが気になった。
・公式的に使用されるものとしては、認め難かった。
・幅広い話題には対応出来ていた。
・自分の興味や関心のあるものから一般論まで話が出来ていた

◆結果-超級
 小島先生も「超級」の判定で提出。トレーナーの牧野先生からも「超級の条件を満たされており、更に目立った挫折が見られない」ということで、判定結果が一致していたとのことであった。

(3)12:00-12:30 トリプルパンチ再考(司会:小島堅嗣先生)
 テープ判定で扱った被験者のデータを用いて、突き上げの一つである「トリプルパンチ」について取り上げた。まず、トリプルパンチについて説明があり、インタビューに現れたトリプルパンチの実例を確認した後、インタビューのテーマを設定し、実際に2名でトリプルパンチを行った。テスター・被験者の両役割をそれぞれ行ったが、以下のような意見が出ていた。

 ・テープでインタビューを聞くのと、実際に自分でやってみるのとではギャップが大きく、とても難しいタスクであることが分かった。
 ・相手の意見に反論することが難しかった。
 ・質問の仕方や反応の仕方が難しかった。
 ・1回目に比べ、2回目の方が若干やりやすかったものの、逆に質問の範囲を広げてしまい、質問の範囲の幅を決めるのが難しかった。
 
(4)12:30-12:40 研究助成プロジェクトの研究中間報告(発表:山中峰夫先生、後藤歩先生)
 今年5月に全北大学校で行われた「第4次産業革命時代の日本学研究」において発表された内容を、一部ご紹介いただいた。(1)テスター間の判定差異はどの部分か(2)テスター間の判定における信頼性向上の方策は何か、の2点を研究目的として行われており、5名の被験者のデータについてテスター3名が判定を行った結果および分析結果についてご説明いただいた。また、今後の研究方針として、エクセルで設定したフォームに文字起こしを行い、更に細かく分析を行うこと、テスター間におけるマニュアルの解釈の差を埋めることなどが挙げられていた。

(5)12:40-13:05 斎藤麻子先生のご挨拶
 この度、お勤めになられていた大学をご退官なさった斎藤麻子先生に、「韓国OPI研究会 最初の頃の活動を振り返って」というタイトルでお話を伺った。
 まず、韓国における日本語教育の始まりと発展、そして日本に関連する学会の設立、研究の拡大についてお話を伺った。そして、日本語OPIテスター養成ワークショップが日本・韓国・欧州でどのように開催されてきたか、韓国OPI研究会の発足とこれまで行われてきた活動や研究会主催での初めてのワークショップ開催の時のお話について、とても丁寧にご説明いただいた。最後に、OPIの良さ、そして研究会の今後の課題についてアドバイスをいただいた。

(6)13:05-13:15 お知らせ
 来年2019年の夏にOPIワークショップが開催されることが決定したこと、ご担当くださるトレーナー、開催日時、募集人数、参加費用について説明を行った。

<文責 迫田>


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Posted by J-OPI-K at 16:20│Comments(0)定例会
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