2017年04月14日
2017年第1回定例会報告書
2017年 第1回定例会 報告書
日程: 2017年4月8日(土)10:30~12:45(10:15受付開始)
場所: タリン(多隣:ハナ多文化センター)
参加者:9名
内容:
10:30~11:30 テープ判定・討論
テープ提供:三浦謙一トレーナー 司会:永田沙織先生
今回は三浦謙一トレーナーからご提供いただいたテープ(音声データ)
を聞き、2つのグループにわかれて判定及び話し合いを行った。その
結果、いずれのグループとも中級-中という結論になった。主な理由は
①文のレベルを維持し、中級のタスクは十分に達成されている点、②段落
は維持できておらず、上級タスクの達成も半分くらいである点、であった。
そして中級-中という判定結果は、三浦トレーナーのものとも一致してい
た。
参加者からのコメントとして、被験者の母語の影響による話し方(クセ)
がテスターにとって慣れている/慣れていない場合で、判定の差異が生じ
るのではないかという意見があった。また今回のテープの中にあった「
逆質問」と「ロールプレイ」の内容が重なっていたので、この場合は「逆質問
」は不要なのではないかという意見も出た。
11:45~12:30 論文を読んでディスカッション
司会:迫田亜希子先生
今回は荻原稚佳子・齋藤眞理子(2010)「意見述べにおける抽象性-その
表れ方と教育への方針-」を迫田先生がひととおり解説された後、以下のよ
うなペア活動を行った。
・KYコーパスの文字化データの中から、概念レベルの(抽象性の高い)
表現をさがしてみる。
・概念レベルの表現に変更できる部分を探し、変更表現を考えてみる。
12:30~12:35 決済報告 担当:永田沙織先生
2016年度の決済報告をし、出席者全員の承認を得た。
12:35~12:40 研究プロジェクト報告 担当:小島堅嗣
今年度(2017年度)から始まった研究プロジェクトの助成について、3件
の応募の中から厳正な審査を経て、2件が採用されたことを報告した。
12:40~12:45 2016年度の活動報告及び2017年度の活動予定
担当:迫田亜希子先生
今回はテープ判定、論文とディスカッションという二本立てで定例会をおこ
ないました。
テープ判定では、全員の判定や根拠がほぼ一致し(トレーナーの判定とも
一致し)、参加者それぞれが高い信頼性を持っていることが確認されました。
論文の検討も少し難しい内容ではありましたが、とくに超級の見極めのた
めの「抽象度の高い」内容の詳細について知ることができたのが有意義で
した。
また今回は、昨年夏のワークショップに参加された方が初めて定例会にも
来てくださったことや、OPIに興味をお持ちで初めて参加してくださった方もい
らしゃったことも大きな喜びでした。
今後も多様な企画を準備したいと思っていますので、興味がある方は気軽
にご参加いただければと思います。
本年度もよろしくお願いいたします。
<文責:小島>
日程: 2017年4月8日(土)10:30~12:45(10:15受付開始)
場所: タリン(多隣:ハナ多文化センター)
参加者:9名
内容:
10:30~11:30 テープ判定・討論
テープ提供:三浦謙一トレーナー 司会:永田沙織先生
今回は三浦謙一トレーナーからご提供いただいたテープ(音声データ)
を聞き、2つのグループにわかれて判定及び話し合いを行った。その
結果、いずれのグループとも中級-中という結論になった。主な理由は
①文のレベルを維持し、中級のタスクは十分に達成されている点、②段落
は維持できておらず、上級タスクの達成も半分くらいである点、であった。
そして中級-中という判定結果は、三浦トレーナーのものとも一致してい
た。
参加者からのコメントとして、被験者の母語の影響による話し方(クセ)
がテスターにとって慣れている/慣れていない場合で、判定の差異が生じ
るのではないかという意見があった。また今回のテープの中にあった「
逆質問」と「ロールプレイ」の内容が重なっていたので、この場合は「逆質問
」は不要なのではないかという意見も出た。
11:45~12:30 論文を読んでディスカッション
司会:迫田亜希子先生
今回は荻原稚佳子・齋藤眞理子(2010)「意見述べにおける抽象性-その
表れ方と教育への方針-」を迫田先生がひととおり解説された後、以下のよ
うなペア活動を行った。
・KYコーパスの文字化データの中から、概念レベルの(抽象性の高い)
表現をさがしてみる。
・概念レベルの表現に変更できる部分を探し、変更表現を考えてみる。
12:30~12:35 決済報告 担当:永田沙織先生
2016年度の決済報告をし、出席者全員の承認を得た。
12:35~12:40 研究プロジェクト報告 担当:小島堅嗣
今年度(2017年度)から始まった研究プロジェクトの助成について、3件
の応募の中から厳正な審査を経て、2件が採用されたことを報告した。
12:40~12:45 2016年度の活動報告及び2017年度の活動予定
担当:迫田亜希子先生
今回はテープ判定、論文とディスカッションという二本立てで定例会をおこ
ないました。
テープ判定では、全員の判定や根拠がほぼ一致し(トレーナーの判定とも
一致し)、参加者それぞれが高い信頼性を持っていることが確認されました。
論文の検討も少し難しい内容ではありましたが、とくに超級の見極めのた
めの「抽象度の高い」内容の詳細について知ることができたのが有意義で
した。
また今回は、昨年夏のワークショップに参加された方が初めて定例会にも
来てくださったことや、OPIに興味をお持ちで初めて参加してくださった方もい
らしゃったことも大きな喜びでした。
今後も多様な企画を準備したいと思っていますので、興味がある方は気軽
にご参加いただければと思います。
本年度もよろしくお願いいたします。
<文責:小島>
Posted by J-OPI-K at
10:31
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