2011年12月25日
韓国OPI研究会 2011年度第4回定例会報告
日時:2011年12月3日(土)10:30~12:30(受付 10:15~)
場所:時事日本語学院 鐘路本館 503号室
参加者:(会員)13名
【定例会内容】
1. 10:30~11:20 テープ判定
(テープ提供:玉岡由子先生)
(討論司会:木田佳与子先生)
玉岡由子先生がテスター資格取得のために提出した練習ラウンドテープ。判定が(上級の上)で確定しているもの。(牧野成一トレーナー承認済み)。今回は、3つのグループに分かれて判定・討論を行った。判定は「超級」「上級の上」「上級の中」レベルの間で意見が分かれた。RPにおいて、インフォーマルの出来が良くなかったこと、敬語が上手に扱えていないこと、流暢に話は出来ているものの、抽象的な語彙や表現の使用の維持が難しいこと、意見の裏付けが出来ていないこと、母語の影響などの問題が見られ、「超級」の判定は難しいという方向で議論が進められた。「インタビューでの突き上げは良かったが、インフォーマルの部分でフォーマルの表現が使われたことが問題であった」という牧野先生によるテープ判定のコメントも紹介され、改めて「上級の上」の判定であることで意見が一致した。
2. 11:30~12:15 質問力UP! ~超級編~
テープ判定で使わせて頂いた玉岡先生のテープから、インタビューで行われた超級の突き上げのトリプルパンチをもとに、他にどのようなトリプルパンチの展開の可能性があるのかグループで話し合った。具体的な突き上げの質問もいくつか提案されたが、トリプルパンチの展開の仕方に焦点を置いて、様々な意見が交わされた。まず、私的な意見を社会的レベルに上げる為には、社会ではどう捉えられているのか質問したり、新聞の記事や調査などの数値をもとに客観的なデータを提示したりして行うと効果的ではないかと言う意見が出た。そして、トリプルパンチで扱う社会問題については、情報収集を行うだけでなく、「反論」出来るように一つの問題に対して常に意見を二つ準備しておくことが重要であるという意見が出された。また、意見を要求する際に、「どう思いますか?」という聞き方では、私的な感想になってしまうため、「どういう考えをお持ちですか?」と意見を確実に問えるような質問の仕方についても意見が交換された。超級におけるトリプルパンチの展開の難しさを再確認するとともに、様々な角度から意見を交換出来る良い機会になった。
3. 12:15~12:30 ACTFL新しい動向に関して
ACTFLによって改定された、新しいOPIの概要についての報告があった。レベルが10段階から11段階になり、超級が2段階レベルになったこと、新しいRPカードが設けられることなどがあったが、現段階ではまだ正確な情報が得られていないため、様子見の段階であるという報告があった。また、2012年の冬に、韓国でOPIワークショップが開催されることが伝えられた。
(文責 迫田亜希子)
場所:時事日本語学院 鐘路本館 503号室
参加者:(会員)13名
【定例会内容】
1. 10:30~11:20 テープ判定
(テープ提供:玉岡由子先生)
(討論司会:木田佳与子先生)
玉岡由子先生がテスター資格取得のために提出した練習ラウンドテープ。判定が(上級の上)で確定しているもの。(牧野成一トレーナー承認済み)。今回は、3つのグループに分かれて判定・討論を行った。判定は「超級」「上級の上」「上級の中」レベルの間で意見が分かれた。RPにおいて、インフォーマルの出来が良くなかったこと、敬語が上手に扱えていないこと、流暢に話は出来ているものの、抽象的な語彙や表現の使用の維持が難しいこと、意見の裏付けが出来ていないこと、母語の影響などの問題が見られ、「超級」の判定は難しいという方向で議論が進められた。「インタビューでの突き上げは良かったが、インフォーマルの部分でフォーマルの表現が使われたことが問題であった」という牧野先生によるテープ判定のコメントも紹介され、改めて「上級の上」の判定であることで意見が一致した。
2. 11:30~12:15 質問力UP! ~超級編~
テープ判定で使わせて頂いた玉岡先生のテープから、インタビューで行われた超級の突き上げのトリプルパンチをもとに、他にどのようなトリプルパンチの展開の可能性があるのかグループで話し合った。具体的な突き上げの質問もいくつか提案されたが、トリプルパンチの展開の仕方に焦点を置いて、様々な意見が交わされた。まず、私的な意見を社会的レベルに上げる為には、社会ではどう捉えられているのか質問したり、新聞の記事や調査などの数値をもとに客観的なデータを提示したりして行うと効果的ではないかと言う意見が出た。そして、トリプルパンチで扱う社会問題については、情報収集を行うだけでなく、「反論」出来るように一つの問題に対して常に意見を二つ準備しておくことが重要であるという意見が出された。また、意見を要求する際に、「どう思いますか?」という聞き方では、私的な感想になってしまうため、「どういう考えをお持ちですか?」と意見を確実に問えるような質問の仕方についても意見が交換された。超級におけるトリプルパンチの展開の難しさを再確認するとともに、様々な角度から意見を交換出来る良い機会になった。
3. 12:15~12:30 ACTFL新しい動向に関して
ACTFLによって改定された、新しいOPIの概要についての報告があった。レベルが10段階から11段階になり、超級が2段階レベルになったこと、新しいRPカードが設けられることなどがあったが、現段階ではまだ正確な情報が得られていないため、様子見の段階であるという報告があった。また、2012年の冬に、韓国でOPIワークショップが開催されることが伝えられた。
(文責 迫田亜希子)
2011年12月01日
韓国OPI研究会2011年第4回定例会のご案内
韓国OPI研究会
会員の皆様
先にご案内しておりました12月3日の定例会につきまして、
詳細な内容が決定しましたので、ご案内いたします。
以前お知らせしました内容に加え、
ロールプレイカードやガイドラインに関するACTFLの新しい動向に関しての
お知らせと、韓国OPI研究会として検討をする時間を設けたいと思います。
また、定例会終了後には、参加者の皆様との食事会も予定しております。
多くの会員の皆様のご参加をお待ちいたしております。
***************************************
韓国OPI研究会2011年第4回定例会
日時:12月3日(土)10:30~12:30(受付は10:15から)
場所:時事日本語学院(鐘路)Testmate 503号
内容:
10:30~11:20 ①OPI判定と討論
テープ提供 玉岡由子先生 10期生(弘益大学校)
11:20~11:30 <休憩>
11:30~12:15 ②「質問力UP!~超級編~」
12:15~12:30 ③ACTFLの新しい動向に関して
会員の皆様
先にご案内しておりました12月3日の定例会につきまして、
詳細な内容が決定しましたので、ご案内いたします。
以前お知らせしました内容に加え、
ロールプレイカードやガイドラインに関するACTFLの新しい動向に関しての
お知らせと、韓国OPI研究会として検討をする時間を設けたいと思います。
また、定例会終了後には、参加者の皆様との食事会も予定しております。
多くの会員の皆様のご参加をお待ちいたしております。
***************************************
韓国OPI研究会2011年第4回定例会
日時:12月3日(土)10:30~12:30(受付は10:15から)
場所:時事日本語学院(鐘路)Testmate 503号
内容:
10:30~11:20 ①OPI判定と討論
テープ提供 玉岡由子先生 10期生(弘益大学校)
11:20~11:30 <休憩>
11:30~12:15 ②「質問力UP!~超級編~」
12:15~12:30 ③ACTFLの新しい動向に関して
2011年11月06日
OPIテスター養成ソウルワークショップ10期生の合格手記
OPIテスター養成ソウルワークショップ10期生のみなさんから、合格手記をお寄せいただきました!
昨年12月に牧野トレーナーのワークショップをうけ、この度テスターの資格を修得するようになりました。ワークショップの4日間は理論と実践で本当に充実した内容だったと思います。会話の能力を測定する理論的な体系を学び、さらに実践の中で体得できるように工夫されていたと思います。ただ実際にインタビューをしてみると、うまくできず、一体どうなるのだろうかと思いました。その後、10期生が集まって勉強会をしたり、先輩のテスターの先生がたに相談したりしました。ワークショップから修得までの期間、とにかく多くのインタビューをしましたが、これでいいのかと迷ったり悩んだりの連続でした。その度にテスターの先生方に相談したのですが、経験をふまえたアドバイスをいただき、本当に参考になりました。学習者の会話の能力を測定できることは教師にとっても大きな自信になります。修得までの期間苦しかった分、今はとても良い経験をさせていただいたと思っています。最後になりましたが、牧野先生をはじめ、OPIの会員の皆様へ心より感謝申し上げます。(T.Y)
2005年に大学院生だったころから関心があったOPIですが、ようやくワークショップを受ける機会が訪れました。金銭的・時間的な負担がやや大きくてずっと迷っていましたが、やはりワークショップを受けてよかったと思います。ワークショップでは実際的なインタビューの仕方や評価方法を知ることができて有益でした。ワークショップ後の練習ラウンドから本番ラウンドにわたる2度の音声データ収集とレベル判定の過程は、予想外に手間のかかるものでした。しかし一緒にワークショップに参加した仲間たちと意見交換をしたり励ましあったりして、なんとかやり遂げることができたという実感があります。今後OPIの資格を活かした授業や、その他の活動に積極的にかかわっていきたいと思っています。(K.K)
昨年12月に牧野トレーナーのワークショップをうけ、この度テスターの資格を修得するようになりました。ワークショップの4日間は理論と実践で本当に充実した内容だったと思います。会話の能力を測定する理論的な体系を学び、さらに実践の中で体得できるように工夫されていたと思います。ただ実際にインタビューをしてみると、うまくできず、一体どうなるのだろうかと思いました。その後、10期生が集まって勉強会をしたり、先輩のテスターの先生がたに相談したりしました。ワークショップから修得までの期間、とにかく多くのインタビューをしましたが、これでいいのかと迷ったり悩んだりの連続でした。その度にテスターの先生方に相談したのですが、経験をふまえたアドバイスをいただき、本当に参考になりました。学習者の会話の能力を測定できることは教師にとっても大きな自信になります。修得までの期間苦しかった分、今はとても良い経験をさせていただいたと思っています。最後になりましたが、牧野先生をはじめ、OPIの会員の皆様へ心より感謝申し上げます。(T.Y)
2005年に大学院生だったころから関心があったOPIですが、ようやくワークショップを受ける機会が訪れました。金銭的・時間的な負担がやや大きくてずっと迷っていましたが、やはりワークショップを受けてよかったと思います。ワークショップでは実際的なインタビューの仕方や評価方法を知ることができて有益でした。ワークショップ後の練習ラウンドから本番ラウンドにわたる2度の音声データ収集とレベル判定の過程は、予想外に手間のかかるものでした。しかし一緒にワークショップに参加した仲間たちと意見交換をしたり励ましあったりして、なんとかやり遂げることができたという実感があります。今後OPIの資格を活かした授業や、その他の活動に積極的にかかわっていきたいと思っています。(K.K)
2011年10月24日
韓国OPI研究会 2011年度第3回定例会報告
日時:2011年10月8日(土)10:30~12:40(受付 10:15~)
場所:時事日本語学院 Testmate 403号室
参加者:(会員)合計12名
【定例会内容】
1.10:30~11:20 OPI判定と討論①
(テープ提供 海野青美先生 10期生(建国大学校大学院)
(討論司会:木田佳与子先生)
海野青美先生がテスター取得のために提出した練習ラウンドのテープ。判定が「超級」で確定しているもの(牧野成一先生承認済)。全員で判定を行い、「超級」、「上―上」、「上―中」レベルで意見が分かれた。流暢に話しており、複段落でまとまりのある発話をしているものの、発話内容の論理性や抽象性の点、RPでの敬語の出来具合で、上位レベルが分かれた。上級の下位レベルでは、超級タスクの抽出度合いで判定が分かれた。討論では、超級タスクのトリプルパンチの不足、上級タスクのナラティブの抽出不足などの問題点が挙げられ、上級タスクの一つであるナラティブを抽出しなければならないのか、という点で話し合われた。また、RPで「著名人への講演依頼」であったが、その際、相手へ了承を得ずにスケジュール確認を依頼していた点が失礼ではないか、という意見があったが、超級のRPの目的は敬語を抽出するためであり、その部分よりも敬語を優先し、判定するという意見でまとまった。最後に、今回の被験者レベルへのアドバイスについて話し合われた。当日、海野青美先生はご欠席だったので、残念だったが、超級タスクのトリプルパンチの難しさを改めて確認することが出来たテープだった。
2.11:30~12:20 OPI判定と討論②
(テープ提供 石井奈保美先生 10期生(同徳女子大学校))
(討論司会:迫田亜希子先生)
石井奈保美先生がテスター取得のために提出した認定ラウンドのテープ。判定が「中―上」で確定しているもの(牧野誠一先生承認済)。全員で判定を行い、積極的な発話だったが、個人的な体験についての話が多く、文の正確性から上位レベルでは「中級」という意見でまとまった。下位レベルでは、「中―中」の意見が多かったものの、「中―上」、「中―下」にも分かれた。討論では、客観的な質問が不足だったのではないか、日本への旅行についての話題が十八番だったのではないか、という意見が出た。また、上級タスクの達成度合い、上級の判定条件である段落の安定性の程度について話し合われた。下位レベルを判定する際、上級レベルの条件をどの程度、達成しているのか、を判断することの難しさを確認することが出来たテープだった。
3.12:20~12:40 臨時総会:韓国OPI研究会新スタッフ改選について
(司会:早矢仕智子先生)
臨時総会が開かれ、新会長として川口慶子先生が紹介された。また、運営委員はそのまま継続ということで、改めて紹介された。
4.その他:ACTFLRPカード(レポート)について
今年開催された国際OPIシンポジウムの予稿集についての報告があった。また、ACTFLよりテスターへ新しいRPカードが送られているようだが、韓国のテスターには送られておらず、今後、RPカードの扱いについて、現在、詳細を確認しているが、現在のところ、現行のまま行うという報告があった。
〈文責 大橋真由美〉
2011年09月19日
2011年第三回韓国OPI研究会定例会のご案内
日時:2011年10月8日(土)
10時30分~12時40分【受付は10時15分から】
場所:時事日本語学院(鐘路 Testmate 403号)
内容:1.10:30~11:20
●OPI判定と討論(1)
テープ提供 海野青美先生 10期生(建国大学校大学院)
〈休憩〉
11:30~12:20
●OPI判定と討論(2)
テープ提供 石井奈保美先生 10期生(同徳女子大学校)
2.12:20~12:40
臨時総会:韓国OPI研究会新スタッフ改選について
その他:お知らせ



