2018年02月06日

日本語プロフィシェンシー研究学会(JALP) 春合宿のご案内

2017年度第3回研究例会<春合宿>
「できるってな~に?-ルーブリックによる評価とその方法-」

日時:2018年3月24日(土)・25日(日)

会場:京都嵐山 「花のいえ」 http://hananoie.gr.jp

京都市右京区嵯峨天竜寺角倉町9 ☎075-861-1545


▼プログラム:

◆ 3月24日(土)
12:30      受付開始

13:00      開会・会長挨拶

13:10〜15:00  OPIセッション

15:00〜15:10  休憩

15:10〜17:20  研究発表Ⅰ (テーブル発表)

17:20〜17:30  諸連絡

17:30〜18:30  休憩・温泉

18:30〜20:30  夕食・歓談

20:30〜 二次会
  

◆ 3月25日(日)
9:00〜9:10   受付・諸連絡

9:10〜9:40   研究発表Ⅱ (テーブル発表)

9:40〜12:10   講演 西岡加名恵氏(京都大学教育学研究科教授)

12:10〜12:20  諸連絡

12:20〜12:30   会長挨拶・終了


▼申し込みページ:

参加申込 http://proficiency.jp/?p=1838

研究発表申込 http://proficiency.jp/?p=1842


▼学会HP:

http://proficiency.jp/  


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2018年01月27日

2017年第4回定例会報告書

日時:2017年12月9日(土)
  場所:大田(テジョン)市 培材(ペジェ)大学校
参加者:14名

<スケジュール>
14:00~ 挨拶、グループでの自己紹介
14:20~14:40 OPIデモンストレーション
14:40~15:10 判定、ディスカッション
15:10~15:30 休憩、ティータイム
15:30~17:00 研究発表
17:00~17:20 2018年度研究助成プロジェクト案内他、お知らせ

<定例会内容>
1. OPIデモンストレーション  司会:迫田亜希子   テスター:後藤歩先生
 全体の前で実際にOPIインタビューを行うデモンストレーションを行った。インタビューは後藤歩先生に行っていただき、被験者は韓国人日本語学習者(男性)にお願いした。

2. 判定、ディスカッション   司会:迫田亜希子
 4つのグループに分かれてディスカッションし、それぞれのグループで出た意見および判定を全体で共有した。

➣専門的な言葉や表現は多く見られていたものの、全体的に説明が不十分であった。
➣被験者の「おハコ」である話題が多く、被験者が話せなかったのか話さなかったのかを判断するのが難しかった。
➣レベルは中-上はクリアしていると見ることができるが、会話の質・抽象度が低かった。
➣被験者から、自分の苦手な話題になると、返答をはっきりせずに逃げてしまう(話題をそらす)傾向が見られ、細かい部分までレベルを測    ることが出来なかった。

3. 研究発表          司会:小島堅嗣先生
 (1)「どう・どんな質問による効果的な発話抽出の一考察-OPIテスター訓練生のインタビューデータをもとに-」持田祐美子先生(平沢大     学)・濱畑静香(皇学館大学)・永田由紀(高麗大学 博士課程)・永田沙織(国際交流基金ソウル文化センター 非常勤講師)
 「どう・どんな」のような指示範囲が広い疑問文に焦点を当て、OPIインタビューに現れた「どう・どんな」質問の使用実態を調査し、質問の使用例をもとに考察が行われた。インタビュー中に使用されていた質問の型および割合についてご説明いただき、それぞれの質問意図についてもカテゴリー別にご紹介いただいた。そしてこの質問意図が全体的に多く見られた項目や少なかった項目、また、被験者のレベルによってテスターからの出方が共通する項目もあれば異なっている項目もあり、興味深く伺った。また、質問に共起する事柄(質問項目)によって被験者の答え方が異なってくるため、テスターの聞き方に工夫が要されることが確認できた。インタビューでの質問項目の選択、質問の仕方によって、被験者の答え方が左右されるということを学ぶことができ、大変勉強になった。
   
 (2)「やりとり会話授業におけるピア・フィードバックの利点と問題点―学生へのアンケートとインタビュー結果から―」小林安那先生(釜山外    国語大学)・神谷英里先生(ハノイ国家大学外国語大学)
 会話授業の方法に対する学習者の意識に焦点を当てること、会話授業を分析・考察することを目的とし、韓国とベトナムの大学の日本語学科の学生に対し、会話の授業でCan-doを用いたペア・フィードバックの試みをされた。ご発表では、実際授業で使用されたCan-doのチェックシートや授業の流れなどをご紹介いただき、学習者の意見をもとに、この試みによって学習者の意識がどのように変化したのかについて、勉強することができた。特に、結果として否定的な意見よりも肯定的な意見を述べた学習者の方が多く、Can-doやペア・フィードバックが学習者にとって「話す」ことへの意欲につながり、積極的に話したり自律的な学習への姿勢が見られたという傾向について、大変興味深く伺った。また、定例会の参加者からは、是非自分の会話の授業に取り入れて実践してみたいという声も多く聞かれた。

(3)「OPIの複数テスターによる判定要因の分析-判定者間の信頼性の向上に向けての施策-」小島堅嗣先生(培材大学)・山中峰央先生    (培材大学)・後藤歩先生(ハンバット大学)
 定例会などにおけるOPIのレベル判定において、判定者間でのOPIのインタビューテープ(音声データ)のレベル判定の差が大きく、判定基準が統一されていないという問題から、どのような判定基準をもとに判定しているのかについて、複数の判定者でGRID(判定表)をもとに詳細な分析が行われた。被験者の話し方や敬語の使用、テキストタイプや発話の内容などの捉え方が判定者による判定の差異につながっていることが確認されており、興味深く伺った。また、実際のインタビューに見られたテスターの質問と被験者の答え方を確認しながら、調査での判定者間に生じた判定の差異および根拠をご説明いただいた後に、定例会の参加者からそれぞれの判定について質問や意見が出たり、グループ内でも判定結果や根拠に対する意見を自由に交わすことができ、大変勉強になった。

4. 2018年度の研究助成プロジェクトについて  司会:小島堅嗣先生
 2018年度の研究助成プロジェクトの募集に関する募集要項や募集時期などの日程を中心に説明が行われた。


※2018年度の研究助成プロジェクトについては、募集時期と募集の詳細を2018年2月初めまでに韓国OPI研究会 メーリングリストにてお知らせいたします。※


<文責 迫田亜希子>  


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2017年10月24日

2017年第3回定例会報告書

日程:2017年10月21日(土)10:30~13:00(10:15~受付開始)
場所:ハナ多文化センター「タリン」3階会議室
参加者:8名
内容:
10:30~10:50 台湾OPI国際シンポジウムの報告
          (2017年8月4日、5日開催、於:淡江大学)

1.シンポジウム全体について(川口先生)
 ・各国から200名以上が参加し、盛況であった。
 ・1日目は日本からの招待講演(佐藤学教授/学習院大学)や、台湾の
  先生方の講演があった。ただし中国語→日本語の同時通訳サービス
  が高額で利用できない事態もあった。
 ・各国地域のOPI研究会代表のあいさつを行った。
  (韓国代表:川口慶子先生、香港代表:上田早苗先生、ブラジル代表:
  向井裕樹先生)

2.韓国OPI研究会メンバーの発表について(小島)
 ・2日目に以下の2件の発表を行った。

  1)ポスター発表
   発表タイトル「「どう・どんな質問」による効果的な発話抽出の一考察」
   →発表後に論文にまとめ、日本語教育学会(日本)に投稿中。

  2)口頭発表
   発表タイトル「OPIの複数テスターによる判定要因の分析」
   →発表後に論文にまとめ、プロフィシェンシー学会(日本)に投稿中。

10:50~11:50 テープ判定と討論
テープ提供:持田祐美子先生(12期生) 司会:迫田亜希子先生
 討論において以下の3点が大きなポイントとなった。
 ・テスターの態度について再確認すべきこと
  →単なるおしゃべりではなく、試験であるという雰囲気を作ることが重要。
 ・上級のタスクについて、口頭段落で話せているかをきちんと見ること
  →発話量だけで見てはいけない。
 ・ロールプレイにおいて、テスターの発話が多くなりすぎないように注意すること
  →被験者の発話量が落ちないように配慮する。

12:00~13:00 論文・ディスカッション 司会:永田沙織先生
 1)ロールプレイについての論文の概要を説明(*)
 2)活動:ロールプレイカードは改定されるごとに若干の内容変更等があるが、
  今回は論文にあるように「カードは自作すべき」という観点から、どのような
  内容にすべきかみんなで考えてみる。
 3)ディスカッションから出てきた意見
  ・韓国の実情に合ったロールプレイカードを準備すべきである。日本で開発
   されたもの(例えば、山内博之(2006)『ロールプレイで学ぶ中級から上級
   への日本語会話』アルクなど)を参考にする。

 *堀井恵子・西川寛之・西部由佳(2010)
  「ロールプレイカード・プロジェクト(RPCP)活動内容」
  『日本語OPI研究会20周年記念論文集・報告集』pp.103-110
  日本語OPI研究会において、2004年4月から2年間行われたプロジェクト。
  ロールプレイについての問題点を解決すべく、トレーナー2名、ロールカード
  翻訳者1名に半構造化インタビューをした。そして「ロールは自作で」という
  観点から、各レベルの試作版を作成し、自作する際のヒントを提示した。

★お知らせ★
 1)任期満了に伴い、会長の川口慶子先生が退任されます。そして迫田亜希子
   先生が新たに就任されます。川口先生、6年間本当にお疲れ様でした。
   迫田先生、これから2018年・2019年と大きなイベントがありますがどうぞよろしく
   お願いします。

 2)次回の定例会(2017年第4回定例会)は、
   2017年12月9日(土)に大田(テジョン)で開催されます。
   午後からの開始(14:00開始を検討中)、開催場所は培材(ベジェ)大学を予定
   しています。
   詳細は決まり次第、MLで連絡いたします。
   いつもと趣向を変えた内容も考えておりますので、皆様奮ってご参加くださいます
   よう、お願いいたします。

<文責:小島>  


Posted by J-OPI-K at 19:11Comments(0)

2017年04月14日

2017年第1回定例会報告書

2017年 第1回定例会 報告書

日程: 2017年4月8日(土)10:30~12:45(10:15受付開始)
場所: タリン(多隣:ハナ多文化センター)
参加者:9名

内容:
10:30~11:30 テープ判定・討論
テープ提供:三浦謙一トレーナー 司会:永田沙織先生

 今回は三浦謙一トレーナーからご提供いただいたテープ(音声データ)
を聞き、2つのグループにわかれて判定及び話し合いを行った。その
結果、いずれのグループとも中級-中という結論になった。主な理由は
①文のレベルを維持し、中級のタスクは十分に達成されている点、②段落
は維持できておらず、上級タスクの達成も半分くらいである点、であった。
そして中級-中という判定結果は、三浦トレーナーのものとも一致してい
た。
 参加者からのコメントとして、被験者の母語の影響による話し方(クセ)
がテスターにとって慣れている/慣れていない場合で、判定の差異が生じ
るのではないかという意見があった。また今回のテープの中にあった「
逆質問」と「ロールプレイ」の内容が重なっていたので、この場合は「逆質問
」は不要なのではないかという意見も出た。


 11:45~12:30 論文を読んでディスカッション
 司会:迫田亜希子先生

 今回は荻原稚佳子・齋藤眞理子(2010)「意見述べにおける抽象性-その
表れ方と教育への方針-」を迫田先生がひととおり解説された後、以下のよ
うなペア活動を行った。

 ・KYコーパスの文字化データの中から、概念レベルの(抽象性の高い)
  表現をさがしてみる。
 ・概念レベルの表現に変更できる部分を探し、変更表現を考えてみる。

 
 12:30~12:35 決済報告 担当:永田沙織先生
  2016年度の決済報告をし、出席者全員の承認を得た。


 12:35~12:40 研究プロジェクト報告 担当:小島堅嗣
  今年度(2017年度)から始まった研究プロジェクトの助成について、3件
 の応募の中から厳正な審査を経て、2件が採用されたことを報告した。


 12:40~12:45 2016年度の活動報告及び2017年度の活動予定
  担当:迫田亜希子先生


 今回はテープ判定、論文とディスカッションという二本立てで定例会をおこ
ないました。
 テープ判定では、全員の判定や根拠がほぼ一致し(トレーナーの判定とも
一致し)、参加者それぞれが高い信頼性を持っていることが確認されました。
 論文の検討も少し難しい内容ではありましたが、とくに超級の見極めのた
めの「抽象度の高い」内容の詳細について知ることができたのが有意義で
した。
 また今回は、昨年夏のワークショップに参加された方が初めて定例会にも
来てくださったことや、OPIに興味をお持ちで初めて参加してくださった方もい
らしゃったことも大きな喜びでした。
 今後も多様な企画を準備したいと思っていますので、興味がある方は気軽
にご参加いただければと思います。
 本年度もよろしくお願いいたします。

<文責:小島>
  
  


Posted by J-OPI-K at 10:31Comments(0)

2017年02月10日

研究助成プロジェクト受付開始

2017年もすでに2月に突入しました。
皆様におかれましても、新学期の準備等でお忙しい日々をお過ごしの
ことと思います。

さて会員、準会員向けのMLにてお知らせしておりました研究助成プロ
ジェクトについて受付を開始する件をHPでも公開いたします。

--------------------------------------------------------------------------------------

1)研究助成を希望する会員(個人またはグループの代表)は、小島宛
 に「研究プロジェクト助成申請用紙」を依頼してください。
 以下のメールアドレスにご連絡いただければ、折り返し申請用紙を
 お送りいたします。

 小島堅嗣(こじまけんじ) kojima71@hanmail.net

2)申請用紙をご記入の上、小島のメールアドレス宛にお送りください。

 申請締切日:2017年2月19日(日)24:00迄

3)韓国OPI研究会運営委員による厳正な審査を経て、研究助成対象
 者(対象研究)を発表いたします。

 発表日:2017年2月28日(火) 予定

4)研究助成金の支給は3月の予定ですが、詳細については対象者に
 別途ご連絡いたします。

5)準会員(日本会員)の場合は、当該年度(研究助成を受ける年度)の
 年会費を納めることで、助成を受けることができます。


なおこれから当研究会の会員になりたい、もしくは会員になって申請
をしたい方については、以下の助成規約をご参照の上お申し込みい
ただけますようお願いいたします。(文責:小島)

************************************************************************

【研究プロジェクト助成規約】
1.プロジェクト活動の開始
 韓国OPI研究会(以下、研究会と称する)の会員がOPIに関連した
 研究活動のためのプロジェクトをつくり、そのメンバーを研究会の
 会員で構成するとき、研究会の会費から助成金を拠出する。
 なお、会員とは、研究会に入会し、かつ当該年度の年会費(1万w)
 をすでに納めた者をさす。

2.プロジェクト開始にあたって
 (1)プロジェクトを始めるにあたっては、プロジェクト代表が「研究
   プロジェクト申請書」を会長に提出し、運営委員に報告、定例会
   で承認を得る。

 (2)定例会で承認を得た後、プロジェクトの代表者は定例会もしくは
  メーリングリストでプロジェクトメンバーの公開募集を行って、メン
  バーを確定する。

 (3)プロジェクト代表者は、メンバー確定後、申請書を運営委員会
  に提出する。

3.プロジェクトの義務
 (1)プロジェクトの責任者は、年4回の定例会において経過報告を
  する。

 (2)プロジェクトの期間は通常1年以内とする。

 (3)プロジェクトの成果は、学会において口頭発表またはポスター
  の形で発表することを義務とする。

 (4)学会において口頭発表またはポスターで発表した内容を投稿
  論文の形でまとめることが望ましいが、投稿論文は義務としな
  い。

 (5)1年ごとに「研究プロジェクト申請書」を会長に提出し、運営委員
  会で承認後、助成を行う。

 (6)プロジェクト終了後6カ月以内に、その成果を定例会において
  発表し「プロジェクト活動報告書」を提出する。

4.助成
 (1)プロジェクト助成金は年間プロジェクトの活動人員×100,000ウォン
  を上限とする。ただし活動人員が3名を超えた場合でも200,000ウォン
  を限度とする。プロジェクトメンバーが1名の場合も100,000ウォンと
  する。

 (2)1年間の助成金額の限度は、総額400,000ウォンまでとする。

 (3)プロジェクトに研究会の会員以外のメンバーがいる場合は、助成は
  会員のみを対象とする。

 (4)助成金はプロジェクト申請書を提出後、一か月以内に会計よりプロ
  ジェクトの代表者の銀行口座に振り込まれる。そして年度末に会計
  報告書を作成する。

 (5)助成受付は順次行うが、申し込みが400,000ウォンを超えた時点で
  次年度処理とする。

 (6)所属先(勤務校等)や学会ですでに助成を受けているか、もしくはこ
  れから助成を受ける対象になっている研究については、本研究会か
  らは助成しない。  


Posted by J-OPI-K at 10:47Comments(0)
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