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2021年09月07日

2021年度 第3回定例会 報告

韓国OPI研究会会員の皆様

暑さもだいぶ和らぎ、秋の気配が濃くなってきましたが、
いかがお過ごしでしょうか?
本年度第3回の定例会が行われましたのでご報告いたいます。

◆日時  :2021年9月4日(土)14:00〜16:30
◆実施方法:Zoom
◆参加者 :14名(デモンストレーションの被験者含む)
◆内容  :
 14:00〜14:30
1)迫田亜希子(さこだあきこ)現会長、退任のご挨拶

2)小島堅嗣(こじまけんじ)新会長、就任のご挨拶

 ・新運営委員(担当)のご紹介【敬称略】
  会長  :小島堅嗣(こじまけんじ)
※定例会等運営、広報
  会計/研究:後藤歩(ごとうあゆみ)
 ※入会費・年会費管理/金曜スタディ担当
  研究  :손주언(ソン・ジュオン)
※土曜スタディ担当
  アドバイザ:迫田亜希子(さこだあきこ)
※ワークショップ業務サポート、他学会との連携
  アドバイザ:川口慶子(かわぐちけいこ)
※ワークショップ業務サポート、他研究会との連携
  
・改定会則のご紹介
 (第1条)名称:J-OPI-K → KAJO(Korea Associasion Of Japanese OPI)
 (第3条)定例会、勉強会(スタディ)、セミナー等を開催する。
連携学会(韓国日語教育学会、韓国日本語学会)の学術大会での広報ブース
設置、広報、ニュースレターへの寄稿
 (第5条)入会費及び年会費は、研究会が指定する韓国または日本の銀行口座に振り込む
 この会則は2021年9月より改定される
 
 研究助成プロジェクトの紹介(詳細は別途連絡いたします)
 申請期間:毎年1月下旬から2月中旬
 採用可否発表:毎年2月末日
 助成金支給:毎年3月の第1回定例会にて承認後

以上2)の内容について、参加者のご承認をいただきました。

14:30〜14:59
3)OPIデモンストレーション
 ◇テスター:小島堅嗣
 ◇被験者 :マレーシア人日本語学習者
  インタビュー順序
   故郷について(山の近く、ピクニックをする)
     ↓
   料理について(日本料理、マレーシア料理)
     ↓
   趣味について(ガンダムのプラモデル)
     ↓
   日本旅行の経験(京都、大阪、神戸)
     ↓
   【上級ロールプレイ】
   空港で荷物がでてこないので、空港職員と
   やりとりして処理方法を探る

14:29〜15:12 休憩
4)15:12〜15:32 グループ別にレベル判定とポイントについて
話し合ったあと、判定とコメントを発表

 ◇グループ1
 【判定】中-上/中-中
 【ポイント】
  ・上級タスクに対して慌てている様子が窺えた
  ・基本的な語彙が理解できていない(例:都市)
  ・身の回りのこと(趣味)はしっかりと話せた

 ◇グループ2
【判定】中-中(中-上に近い)
 【ポイント】
  ・ある程度発話量があるが、段落ではない
  ・上級のタスクが達成されていない
   (質問と答えが合っていない部分がある)
  ・社会的な話題(マレーシアのコロナの状況など)が
   もっと必要だった。
  ・ロールプレイではテスターの助けが多く、上級の
   発話は引き出せていない

 ◇グループ3
【判定】中-上/上-下
 【ポイント】
  ・上級の質問と突き上げをもっとしっかりして、明らかな
   挫折を見るべき
  ・得意な話題(ガンプラ)とそうでない話題(東京ディズニーシー)
   の差異が明らか
  ・ロールプレイにおいて、被験者は「ホテルに荷物を送ってほしい」
   ではなく「ホテルを予約して欲しい」と言いたかったのではないか?

 ◇グループ4
【判定】中-中
 【ポイント】
  ・主要時制枠(過去形があまり見られない)
  ・フィラーが上手に使えているため上手に聞こえてしまう
   が、文の羅列であった
  ・マレーシアの言葉を日本語で説明できていない(乗り物の名前
   など)
4つのグループから被験者の発話の特徴やテスター側のインタビュー
に関する修正点などが指摘されました。
テスターの判定は「中-中」として、被験者に報告しました。

5)研究会からのお知らせ
 2021年9月11日(土)16:40から、韓国日本語学会の【企画発表Ⅲ】
 として、本研究会からは2名が発表します。

  ■迫田亜希子(明知大)
  「日本語会話授業におけるシャドーイング練習と学習者の反応
   -OPIレベルにもとづいて-」
  ■小島堅嗣(培材大)
  「日本語学習者のフィラーの特徴-連続フィラーに注目して-」

今回は会長・担当の交代や会則についての報告のあと、定例会初の韓国人
以外の被験者にOPIをし判定をするという 貴重な機会をいただきました
(被験者はマレーシア在住の小林安那先生に紹介していただきました)。
これからも新しい試みを模索しながら、会員の皆様に様々な機会を提供して
いけたらと考えております。今後とよろしくお願いいたします。

(文責:小島)
  


Posted by J-OPI-K at 12:08Comments(0)
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