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Posted by だてBLOG運営事務局 at

2016年11月21日

第13回OPIテスター養成 ソウルワークショップ参加者の声

2016年8月20~23日にソウルで開催された「第13回OPIテスター養成ワークショップ」に参加してくださった方々からの感想をご紹介いたします。

・ワークショップの感想は一言で、時間に追われた慌しい、しかし中身の濃い4日間と言うところでしょうか。みんなの前でインタビューをするなんて、本当に緊張の日々で、2回の貴重なインタビュー経験も順番が回ってくるのが超ドキドキ、終わると本当に肩の荷が下りて、ほーっと言う感じでした。
終わった後も、実はこれからが本番ということで、復習してインタビューを始めていかなければいけない・・・何だかプレッシャーも感じるきょうこの頃ですが、3日前に新学期が始まって、何だか今までと違う自分を感じています。というのも、授業で何だか今までにない自信を感じるのです・・・また、学期初めにさせるアンケートでも、夏休みにしたことという設問に、「~しました、~しました」と4つぐらい箇条書きにしてる学生がいて、「これは正に、文羅列の中級・・・!」と確信できたり、とあれこれおもしろい変化を感じています。
今まで大体の感覚でやってたような会話のやりとりに、骨組み?やスケールが少し出来始めたのを感じ、OPIワークショップに出た成果を感じています。こんな経験を他の人たちにも味わってほしかったからこそ、先輩方も手弁当で韓国でのワークショップを企画されたのでしょうか。
先輩方のご尽力ぶりとチームワークには驚きと感謝を感じました。どうもありがとうございました。そして、これからもよろしくお願いします!(N・M、韓国からの参加者)


・私がワークショップに参加した目的は、OPIのテスター資格を習得したかったことと会話の授業の参考にしたかったからです。しかし、ワークショップに参加するにあたり時間と金銭的な余裕が必要だったためかなり悩みましたが、今では参加してみて本当によかったなと思っています。そのくらい期待以上の収穫がありましたし、教室活動のヒントもたくさん見つけられました。
ワークショップでは、実際に日本語学習者にインタビューを行って、参加者全員で学習者のレベル判定やインタビューのフィードバックをしました。インタビューでは、上限を決めるための突き上げた質問がなかなかできず苦戦しましたが、参加者全員でフィードバックをするため、一緒にどんな質問が有効だったのか考えたり、他の方のインタビューが見られたので、自分だったらどんな質問をするのかイメージトレーニングができたりしたのはとてもよかったです。また、フィードバックを通して自分の話し方の癖や抽象的な質問が多いことに気づくことができました。
4日間というワークショップですが、参加してみるとあったという間でしたし、ワークショップに参加しなければ知り合うことができなかった日本語教師の仲間に出会えたことが本当に嬉しかったです。
さらに自身の日本語教師としての在り方について考えさせられ、日々の授業でどれだけ話す力を伸ばすことができているのか内省するきっかけにもなりました。OPIのワークショップに参加すると話す力がいかに大切であるか気づくことができます。今では、話す力を意識しながら授業を行っています。(Y・K、日本からの参加者)


・OPIについては興味がありましたが、実際に研修に参加してみると緊張の連続でした。ただワークショップ自体は楽しく、また自分の授業の反省にもなりました。インタビュー練習では初回はまったくうまくいかなかったものの、嶋田先生の指導でインタビューのコツを不完全ではあるもののつかむことができ、2回目のインタビューは思っていたよりもうまくできたのではないかと思います。このときのことを忘れずにOPI資格取得に向けてインタビューを続けたいと思います。
最後に、お世話になった嶋田先生をはじめ、スタッフの皆様には感謝を申し上げたいと思います。ありがとうございました。(Y・M、韓国からの参加者)


・韓国でのワークショップ。ワークショックへの参加だけでも不安でしたが、場所が韓国。当初、本当に不安いっぱいでしたが、川口先生、及川先生他、韓国OPI研究会の方々の細やかな準備と色々なご配慮のおかげで、充実した4日間になりました。ありがとうございました。
このワークショップで、一番、心に残ったのは、同期の方々のフィードバックです。お互い、真剣に全員のインタビューを聞き、かなり、しっかり厳しくフィードバックをし合いました。嶋田先生のフィードバックだけでなく、同期それぞれのインタビューを聞き、フィードバックし合うことに意味があると思いました。ワークショップに参加する前は、どうのように判定したらいいのか、判定の基準ばかりが気になっていましたが、実際にやってみて、先ず、「判定するためのインタビューをすること」が難しいということがわかりました。まだ、判定できるインタビューが出来ていません。まだまだ、これからです。(N・S、日本からの参加者)  


Posted by J-OPI-K at 13:34Comments(0)WS参加者の声

2016年11月01日

2016年 第3回定例会報告書

日程:2016年10月15日(土)
場所:ハナ多文化センタータリン(多隣)
参加者:20名

内容:
10:30~11:30 テープ判定と討論
テープ提供:山中 峰夫先生
司会:小島 堅嗣先生

 今年8月のワークショップの受講生で、13期生の山中 峰夫先生の練習ラウンドのテープを聞き、グループに分かれて、レベル判定と判定の根拠、インタビューの内容等について話し合った。
 レベル判定は、「中―中」ではないかとの意見が多く見られ、「中―下」かもしれないとの意見もあった。判定の根拠としては、文レベルは維持できているという点から、フロアは中級であることで意見が一致した。ただし、文の羅列であること、段落で答えるような質問には挫折が見られたこと、答えの内容や説明が明確でなく、聞き手が理解しがたい答えも見られたことなどから、中級レベルの真ん中の方に位置しているのではないかという意見に達した。しかし、ウォームアップの部分で話題があまり引き出せていなかったこと、インタビューが全体的に野球の話題に偏っていたことから、他の話題であればもう少し発話を引き出すことが出来たかもしれないとの意見があった。また、ロールプレイにおいて、被験者が今どんな状況で何をすべきなのか理解できないまま始めてしまったことから、状況やタスクについて正確に伝えること、被験者本人があまり知らないようなことを質問させるようなタスクにすると良いのではないかと言う意見が出た。

11:40~12:45 グループアクティビティ「‘突き上げ力’を磨く!」
司会:永田 沙織先生
 テープ判定での「話題の幅をもう少し広げたら良かったのでは」という意見も出ていたとおり、話題の豊富さやそれらの話題をらせん状に突き上げていくことの大切さをふまえ、今回聞いたテープのインタビューに出現した話題をもとに、他にどのような質問が可能であるか、どのように突き上げていくかを考えるアクティビティを行った。上級への突き上げの話題として、家族の話題であれば、家族個々の性格や描写、核家族の要因、祖父母と暮らす利点などの質問が挙げられた。野球の話題では、所属チームの運営方法、社会人に対する接し方、プロとアマの違い、韓国の試合中の反則等があった。カリグラフィーの話題からは、作品の説明や作り方、始めたきっかけ等があり、軍隊の話題では今と昔の軍隊の違い、どんな任務であったか、軍隊でのエピソード等が挙げられた。
 これらの話題を超級レベルへの突き上げにつなげた場合についても話し合い、少子化、選手に対する生活保障(オリンピック)野球賭博(処罰や八百長問題)、ドーピング、(手紙等の)手書きの機会の減少などの意見が出た。
 また、インタビューには出なかったが、他に出来た質問の可能性としては、学校生活、夏休みにしたこと、アルバイト、居住地域について等が挙げられた。

12:45~13:00 お知らせ
 小島 堅嗣先生より、韓国OPI研究会の会員でプロジェクトメンバーを構成し、研究活動のためのプロジェクトを作ることの立案があった。プロジェクトの開始やプロジェクトの義務、そして、プロジェクトの助成についての説明が行われた。今後、本格的に始動し、韓国OPI研究会の会員の皆様とともにプロジェクトに取り組むことが出来るよう、準備を進めて行きたい。

<文責 迫田亜希子>
  


Posted by J-OPI-K at 13:50Comments(0)定例会
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