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2016年06月24日

2016年 第2回定例会報告

2016年第2回定例会報告書
日程:2016年5月28日(土)10:30~12:45(10:15 受付開始)
場所:ハナ多文化センター タリン(多隣)
参加者:9名


内容:
10:30~11:25 嶋田和子先生の論文講読及び討論
司会:小島堅嗣先生

今年8月に開催される第13回OPI試験官養成ワークショップにトレーナーとしてお招きする嶋田和子先生(一般社団法人アクラス日本語教育研究所)の論文「インタビュー技術の向上をめざして―効果的な発話抽出のためにすべきこと―」(2010,『 日本語OPI研究会20周年記念論文集・報告書』pp.30-44)を読み、内容について全体で話し合った。
この論文では、(1)共感的な聴き方、(2)質問力及び突き上げ力、(3)話題のスパイラル展開力、(4)ロールプレイ力といった、OPIテスターが身につけるべき能力について、具体例を示しながら述べられている。
話し合いでは、まず、日本語教師で韓国語がわかるテスターの場合、被験者の発話が日本語として不適切であったり韓国語的な表現であっても、理解できてしまうことが多いため、つい聞き返さずに過ぎてしまうことがあるが、インタビュー中は「外国語が話せないように振る舞うこと」そして「教師のように振る舞わないこと」に常に気をつけるべきであることが確認された。
また、一つの話題について、中級、上級、超級とレベルを上げていく「スパイラル展開」について再確認し、あるテーマについてどのようなスパイラル展開が可能か普段から考えておくと、インタビューの際役立つというアドバイスがあった。
また、ロールプレイの中でも超級ロールプレイが効果的に行われていない場合が多いことが指摘され、敬語と砕けた言い方が引き出しやすい場面の設定(例:敬語=有名人へのインタビュー、砕けた言い方=有名人にインタビューした内容を友達に話す 等)が必要であるという意見が挙げられた。
テスター取得者はテスターとしての心得を再確認し、今年ワークショップに参加する予定の方々(13期生)は、テスターが具体的にどのようにインタビューを構成していくのかを知るいい機会になったと思われる。


11:40~12:35 テープ判定と討論
テープ提供:永田沙織(12期生)
司会:及川ひろ絵先生

昨年テスター資格を取得した12期生のテープを一本聞き、レベル判定とその根拠、テスターの質問の仕方や構成についてのアドバイス等について各グループで話し合った。
その結果、判定は「中-上」から「上-下」だという意見が多く見られた。フロアが中級か上級か判断しかねる理由として、文の羅列で話しているのか段落で話しているのか、判定しにくいという点、社会的なトピックについての説明が不十分である点が指摘された。また、ロールプレイでは、ついテスターが話をリードしてしまいがちであるが、被験者の発話を引き出すために、テスターは自身の発話量を減らし、待つ姿勢が必要であるということが再確認された。
今回参加してくださった13期生の方々からは、自分がインタビューできるようになるか不安だという声や、インタビューの流れや注意点を理解することはできても、それを実際に行うのは難しそうだという意見が聞かれた。試験官養成ワークショップでは、OPIの理論及びインタビュー技術が体得でき、参加者にとって有意義な経験になることが期待される。

12:35~12:45 今後の活動予定等
今年8月に開催される、ブラッシュアップセッション(8/19)と、第13回OPI試験官養成ワークショップ(8/20-8/23の4日間)のお知らせがあった。トレーナーは嶋田和子先生で、ワークショップには日本から6名、韓国から5名、計11名が参加することになっている。会場は、今回の定例会で使用したハナ多文化センター・タリンが検討されていることが報告された。

<文責:永田沙織>  


Posted by J-OPI-K at 00:14Comments(0)定例会
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