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2017年10月24日

2017年第3回定例会報告書

日程:2017年10月21日(土)10:30~13:00(10:15~受付開始)
場所:ハナ多文化センター「タリン」3階会議室
参加者:8名
内容:
10:30~10:50 台湾OPI国際シンポジウムの報告
          (2017年8月4日、5日開催、於:淡江大学)

1.シンポジウム全体について(川口先生)
 ・各国から200名以上が参加し、盛況であった。
 ・1日目は日本からの招待講演(佐藤学教授/学習院大学)や、台湾の
  先生方の講演があった。ただし中国語→日本語の同時通訳サービス
  が高額で利用できない事態もあった。
 ・各国地域のOPI研究会代表のあいさつを行った。
  (韓国代表:川口慶子先生、香港代表:上田早苗先生、ブラジル代表:
  向井裕樹先生)

2.韓国OPI研究会メンバーの発表について(小島)
 ・2日目に以下の2件の発表を行った。

  1)ポスター発表
   発表タイトル「「どう・どんな質問」による効果的な発話抽出の一考察」
   →発表後に論文にまとめ、日本語教育学会(日本)に投稿中。

  2)口頭発表
   発表タイトル「OPIの複数テスターによる判定要因の分析」
   →発表後に論文にまとめ、プロフィシェンシー学会(日本)に投稿中。

10:50~11:50 テープ判定と討論
テープ提供:持田祐美子先生(12期生) 司会:迫田亜希子先生
 討論において以下の3点が大きなポイントとなった。
 ・テスターの態度について再確認すべきこと
  →単なるおしゃべりではなく、試験であるという雰囲気を作ることが重要。
 ・上級のタスクについて、口頭段落で話せているかをきちんと見ること
  →発話量だけで見てはいけない。
 ・ロールプレイにおいて、テスターの発話が多くなりすぎないように注意すること
  →被験者の発話量が落ちないように配慮する。

12:00~13:00 論文・ディスカッション 司会:永田沙織先生
 1)ロールプレイについての論文の概要を説明(*)
 2)活動:ロールプレイカードは改定されるごとに若干の内容変更等があるが、
  今回は論文にあるように「カードは自作すべき」という観点から、どのような
  内容にすべきかみんなで考えてみる。
 3)ディスカッションから出てきた意見
  ・韓国の実情に合ったロールプレイカードを準備すべきである。日本で開発
   されたもの(例えば、山内博之(2006)『ロールプレイで学ぶ中級から上級
   への日本語会話』アルクなど)を参考にする。

 *堀井恵子・西川寛之・西部由佳(2010)
  「ロールプレイカード・プロジェクト(RPCP)活動内容」
  『日本語OPI研究会20周年記念論文集・報告集』pp.103-110
  日本語OPI研究会において、2004年4月から2年間行われたプロジェクト。
  ロールプレイについての問題点を解決すべく、トレーナー2名、ロールカード
  翻訳者1名に半構造化インタビューをした。そして「ロールは自作で」という
  観点から、各レベルの試作版を作成し、自作する際のヒントを提示した。

★お知らせ★
 1)任期満了に伴い、会長の川口慶子先生が退任されます。そして迫田亜希子
   先生が新たに就任されます。川口先生、6年間本当にお疲れ様でした。
   迫田先生、これから2018年・2019年と大きなイベントがありますがどうぞよろしく
   お願いします。

 2)次回の定例会(2017年第4回定例会)は、
   2017年12月9日(土)に大田(テジョン)で開催されます。
   午後からの開始(14:00開始を検討中)、開催場所は培材(ベジェ)大学を予定
   しています。
   詳細は決まり次第、MLで連絡いたします。
   いつもと趣向を変えた内容も考えておりますので、皆様奮ってご参加くださいます
   よう、お願いいたします。

<文責:小島>  


Posted by J-OPI-K at 19:11Comments(0)
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