2013年04月14日
2013年第1回定例会報告
韓国OPI研究会 2013年第1回定例会報告
日時:2013年3月30日(土)14:00~16:45(受付 13:45~)
場所:時事日本語学院(鍾路) TESTMATE 201号室
参加者:13名
内容
1.14:00~14:15 第11回ワークショップ、ブラッシュアップセッション等の報告
2012年12月21日~24日に行われた第11回ワークショップの報告、12月20日に行われたブラッシュアップセッションおよび一般向けOPI講座の報告が行われた。
2.14:15~15;15 OPI判定と討論
テープ提供:渡邊あゆみ先生(11期生)(司会討論:木田佳与子先生)
11期生の渡邊あゆみ先生が2012年のワークショップ後、テスター習得のために初めて行ったインタビューテープ。トレーナーには未提出のもので、日本の日本語学校に通う中国語母語話者のテープだった。3~4人のグループでレベル判定を行い、判定の根拠、インタビューの内容等について討論を行った。判定は、「中-中」という意見が一番多かったが、「中-上」「中-下」という意見もあり、中級レベルの間で意見が分かれた。文単位では何とか話せているものの、段落では話せないこと、テスターの質問が十分聞き取れておらず、話のやりとりに障害が生じた部分が見られたこと、上級以上の質問で挫折が見られたことなどから、中級レベルであろうという部分では意見が一致した。しかし、中級の下位レベルの部分において意見が分かれ、はっきり断定出来なかったことの原因として、上級レベルの質問が多く、中級固めが十分出来ていなかったことが指摘された。この被験者は、流暢に話すことは出来ないものの、発話量が多く、とても積極的であった。このような被験者の場合、発話量や相手の積極性から、上のレベルであると錯覚して突き上げに集中してしまいがちだが、下限がどこにあるのかを見極めるための質問の必要性を再確認した。
3.15:30~16:45 昨年度の会計報告、活動報告および今年度の活動予定
コーパス作成&研究活動プロジェクトの提案と話し合い
昨年度の会計報告と活動報告、また今年度の活動予定についての報告があった。また、韓国OPI研究会でのコーパス作成および研究活動プロジェクトについての提案があった。主に、研究チームや研究テーマの方向性、コーパス作成に伴うテープの条件や必要なテープの本数、文字起こしの方法やコーパスの書式、コーパス公開の是非などについて、参加者の間で意見が交わされた。
(文責 迫田亜希子)
日時:2013年3月30日(土)14:00~16:45(受付 13:45~)
場所:時事日本語学院(鍾路) TESTMATE 201号室
参加者:13名
内容
1.14:00~14:15 第11回ワークショップ、ブラッシュアップセッション等の報告
2012年12月21日~24日に行われた第11回ワークショップの報告、12月20日に行われたブラッシュアップセッションおよび一般向けOPI講座の報告が行われた。
2.14:15~15;15 OPI判定と討論
テープ提供:渡邊あゆみ先生(11期生)(司会討論:木田佳与子先生)
11期生の渡邊あゆみ先生が2012年のワークショップ後、テスター習得のために初めて行ったインタビューテープ。トレーナーには未提出のもので、日本の日本語学校に通う中国語母語話者のテープだった。3~4人のグループでレベル判定を行い、判定の根拠、インタビューの内容等について討論を行った。判定は、「中-中」という意見が一番多かったが、「中-上」「中-下」という意見もあり、中級レベルの間で意見が分かれた。文単位では何とか話せているものの、段落では話せないこと、テスターの質問が十分聞き取れておらず、話のやりとりに障害が生じた部分が見られたこと、上級以上の質問で挫折が見られたことなどから、中級レベルであろうという部分では意見が一致した。しかし、中級の下位レベルの部分において意見が分かれ、はっきり断定出来なかったことの原因として、上級レベルの質問が多く、中級固めが十分出来ていなかったことが指摘された。この被験者は、流暢に話すことは出来ないものの、発話量が多く、とても積極的であった。このような被験者の場合、発話量や相手の積極性から、上のレベルであると錯覚して突き上げに集中してしまいがちだが、下限がどこにあるのかを見極めるための質問の必要性を再確認した。
3.15:30~16:45 昨年度の会計報告、活動報告および今年度の活動予定
コーパス作成&研究活動プロジェクトの提案と話し合い
昨年度の会計報告と活動報告、また今年度の活動予定についての報告があった。また、韓国OPI研究会でのコーパス作成および研究活動プロジェクトについての提案があった。主に、研究チームや研究テーマの方向性、コーパス作成に伴うテープの条件や必要なテープの本数、文字起こしの方法やコーパスの書式、コーパス公開の是非などについて、参加者の間で意見が交わされた。
(文責 迫田亜希子)
2013年04月05日
会員向けブラッシュアップ講座及び一般向けOPI講座報告
去る12月20日(木)に下記の講座を会員の皆様のご協力のもと無事開催できたことを報告いたします。
会員向けブラッシュアップ講座
■日時:12月20日(木)10時30分~12時30分
■場所:国際交流基金 3F 第1セミナー室
■対象:韓国OPI研究会会員で、ワークショップを受講した者
■費用:無料
■講師:嶋田和子 トレーナー(一般社団法人アクラス日本語研究所)
■内容:題目はOPIに求められる「質問力」~「突き上げ力」を伸ばすには~
■参加人数:20名 (うち韓国人1名)
一般向け OPI講座
■日時:12月20日(木)14時00分~17時00分
■場所:国際交流基金 3F 第1セミナー室
■対象:日本語教育に携わっている方で、OPIに関心がある方は誰でも。
■費用:韓国OPI研究会会員 無料、会員以外 W 5,000
■講師:嶋田和子 トレーナー(一般社団法人アクラス日本語研究所)
■内容: OPI理論の紹介、自分の言語教育観を見つめ直す、プロフィシェンシー重視の教育実践を考える、OPIで教師力アップを図るなど多岐に渡った
■参加人数:48名 (うち韓国人10名)
韓国人を含む多くの方が参加し、熱心にトレーナーの講義に耳を傾け、そしてグループワークに取り組んだ。講座後、何人かの参加者からOPIについてなかなか聞けるチャンスがなかったが、大変有意義な講座だったとの言葉をいただいた。新たな入会者もあり、興味をもってもらういい機会となったようだ。
韓国は日本語母語話者以外の日本語OPIテスターが複数名存在する稀有な場所であり、また現在も韓国人の参加者の関心の高さを伺い知ることができた。
これもひとえに、会員の皆様のお力添えゆえのこと。ここに感謝の意を表したい。
〈文責 木田佳与子〉
会員向けブラッシュアップ講座
■日時:12月20日(木)10時30分~12時30分
■場所:国際交流基金 3F 第1セミナー室
■対象:韓国OPI研究会会員で、ワークショップを受講した者
■費用:無料
■講師:嶋田和子 トレーナー(一般社団法人アクラス日本語研究所)
■内容:題目はOPIに求められる「質問力」~「突き上げ力」を伸ばすには~
■参加人数:20名 (うち韓国人1名)
一般向け OPI講座
■日時:12月20日(木)14時00分~17時00分
■場所:国際交流基金 3F 第1セミナー室
■対象:日本語教育に携わっている方で、OPIに関心がある方は誰でも。
■費用:韓国OPI研究会会員 無料、会員以外 W 5,000
■講師:嶋田和子 トレーナー(一般社団法人アクラス日本語研究所)
■内容: OPI理論の紹介、自分の言語教育観を見つめ直す、プロフィシェンシー重視の教育実践を考える、OPIで教師力アップを図るなど多岐に渡った
■参加人数:48名 (うち韓国人10名)
韓国人を含む多くの方が参加し、熱心にトレーナーの講義に耳を傾け、そしてグループワークに取り組んだ。講座後、何人かの参加者からOPIについてなかなか聞けるチャンスがなかったが、大変有意義な講座だったとの言葉をいただいた。新たな入会者もあり、興味をもってもらういい機会となったようだ。
韓国は日本語母語話者以外の日本語OPIテスターが複数名存在する稀有な場所であり、また現在も韓国人の参加者の関心の高さを伺い知ることができた。
これもひとえに、会員の皆様のお力添えゆえのこと。ここに感謝の意を表したい。
〈文責 木田佳与子〉