2008年02月15日

2007年11月定例会の報告

日時:2007年11月24日(土)10:10~12:40(受付 10:00~)

場所:時事日本語社 鐘路第2キャンパス(本館)202号室

参加者:(会員)石塚ゆかり/川口慶子/金淑子/斉藤麻子/里井瑠衣子/大工久美子/田口純/長谷川由美/早矢仕智子/星逸人/松崎恭子/峯﨑知子/森香奈/李恵栄(14)

(見学者)木田佳与子※/濱中誠/朴京延(3)※は新会員登録  (五十音順・敬称略)合計17名

【定例会内容】

1.10:15~11:10 テープ判定1(日本 大工久美子さん提供)

大工さんがテスター資格取得のためにインタビューを行ったテープ。全員で判定を行う。有資格者が超か上-上と判定、未資格者や見学者が上-上から下を判定。意見が分かれたが、大工さんの判定では上-上である。大工さんの解説をいただきながら、被験者は複段落で発話量も多く、流暢さもあり、トリプルパンチ等の反論に関しても根拠のある意見や仮説が出ていたが、敬語の使用方法についての決定的な間違いがあり、超級とは判定できないと考えることが話された。トリプルパンチが明確にわかるインタビューの構成は、超級者へのインタビュー例としてよい見本を見せてくれた。

2.11:10~11:20 休憩

3.11:20~12:15 テープ判定2(6期 金淑子さん提供・文字起こしプリント有)

金淑子さんが資格取得のため本番ラウンドに提出したテープ。判定が明らかになっているもの(鎌田修トレーナーの承認済)。全員で判定を行う。有資格者も未資格者もほぼ超か上-上と判定。鎌田トレーナーの判定は超。先に聞いた超級とは判定できない被験者に比べ、流暢さは欠けるが、フォーマルとインフォーマルがほぼ出ていることやミスがないことなどが見られた。また、RPに関して、フォーマルとインフォーマルの抽出だけではなく、タスク達成として日本語や日本の常識としても自然な構成になっているかという点の重要性についても討論が行われた。ノンネイティブテスターのインタビューとして貴重なテープを聞かせてもらった。

また、今回はテスター未資格者の参加が多く、OPIに関する感想や質問等も出された。テスターがそれらの質問に対して明確な解答をすることは、OPIのブラッシュアップにもつながるものである。

4.12:15~12:30 

(1)「ブラッシュアップセッション」

12月21日(金)・時事日本語学院第2キャンパス・牧野成一トレーナー  →MLにて後日広報。

(2)「第8回ワークショップ」

12月22日(土)~25日(火)・時事日本語学院第2キャンパス・牧野成一トレーナー

会員の聴講について。ボランティアスタッフ依頼について。→MLにて後日広報。

(3)「釜山セミナー」(韓国OPI研究会後援)

12月27日(木)~28日(金)・釜山外国語大学・牧野成一トレーナー

(4)関西OPI研究会アンケート(国際シンポジウムの開催について)の報告。

(5)韓国日語教育学会のご案内 : 12月8日(土)・ソウル女子大学

20071124 文責 早矢仕


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Posted by J-OPI-K at 23:46│Comments(0)定例会
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