2008年02月15日

テスター合格手記(第6回ワークショップ参加者)

◆2月のワークショップ受講後、練習ラウンドに入る心の準備をし、テスターになるための申請をしました。それ以来、「普段の仕事+OPI」という状況が続き、非常に忙しくなりましたが、回数を重ねるにつれ、自分の欠点が自覚できるようになり、うまく学習者の力を引き出せないもどかしさなどを感じました。中途半端な状態で立ち止まるわけにはいかないと常に思いながら、ひたすら「インタビュー→文字起こし→学習者へのフィードバック→問題点の分析→反省」を繰り返し、少しずつ自分の納得いくかたちのインタビューができるようになりました。今でもまだまだ未熟だと思いますが、振り返ってみると、2月のワークショップではうまく整理できていなかったことが、自分なりに位置づけられ、身についたように感じます。

トレーナーの鎌田先生には、「おめでとうございます」というお言葉とともに、これからがテスターとしてのはじまりであるという励ましのお言葉をいただきました。この1年やってきたことが無駄にならないよう、今後も研鑽を積み、研究や授業実践にOPIを活かしていきたいと思います。

最後に、ワークショップの申請から実施、勉強会など、いろいろとお世話くださった韓国OPI研究会運営委員の皆様、6期生の皆様、学生を紹介してくださった方々、インタビューに応じてくれた方々、そしてOPIテスターへの扉を開いて導いてくださったトレーナーの鎌田先生に心より感謝申し上げます。(H.T)



◆2006年はOPIに始まり、OPIに終わった1年でした。テスターになるまでには100人位練習しないといけないと先輩方から聞いていましたが、やはりそれは本当でした。1年間にこんなにたくさんの人と出会ってじっくり話をしたのは、これが初めての経験だったかもしれません。もちろんテスターになるまでの過程は大変でしたが、それ以上に新たな発見をたくさんすることができて、とても有意義な時間だったと思います。
一番の収穫は苦手意識を克服できたことです。研修を受ける前は「そもそも私自身が超級じゃないんじゃないか」と悩んでいて、ちゃんとインタビューができるか心配でした。しかしやってみると被験者の話にのりながら、レベルチェックをしたり、突き上げをしたりするのが楽しくも感じられ、インタビューのたびに「この人はどんな話を展開してくれるんだろう」とわくわくする気持ちも生まれてきました。これはとても意外なことでした。

また、OPIを学んでから、普段の会話授業に臨むときも、気持ちに余裕が生まれたような気がします。これも大きな収穫です。

テスターになるまで、トレーナーの鎌田先生や研究会の皆様をはじめ本当に多くの方々に支えられてきました。周りの人々の温かさを改めて感じた1年でもありました。

鎌田先生からのメッセージにもあったように「これがスタート」だということを忘れずに、これからも精進してまいりたいと思います。どうもありがとうございました。(Y.S)



◆今回、OPIの練習ラウンド、認定ラウンドを経験してみて、被験者を募集し、数多くのインタビューをこなすことももちろん大変でしたが、それ以上に「集中力を持続する」ことの大変さを痛感しました。私の場合、練習ラウンドのときは、初めてインタビューに挑戦するということで程よい緊張感があり、また本番ではないという気楽さからか、一つ一つのインタビューを楽しむ余裕があったのですが、認定ラウンドでは練習ラウンドのときにはできていたことができなくなったり、同じレベルの被験者を何人もインタビューしたわりには満足のいくテープがなかったりと、練習ラウンドの何倍も苦労し、悩まされました。おそらく、練習ラウンドが終わった時点で集中力が途切れてしまったのが原因の一つではないかと思います。ワークショップ受講から認定ラウンド終了までの約10ヶ月間を持ちこたえるためには、体力と気力、そして集中力を持続させるための工夫が必要だと思いました。
また、OPI研究会や、同期生同士の勉強会に積極的に参加することの大切さも改めて知りました。特に被験者のレベル判定の方法に関しては、ワークショップが終わった時点では主要レベルの境界さえも曖昧で、自分ひとりではとうてい判定などできない状態でしたが、練習ラウンドの間に研究会や勉強会に数回出席し、先輩テスターの方々の意見を伺い、同期生と情報交換をするうちに、徐々に、しかし確実に判定基準が身についていくのを感じました。常に親身になって相談にのってくださり、貴重なアドバイスをくださった韓国OPI研究会の方々に改めてお礼申し上げます。

認定ラウンドを終えたといっても、まだまだ反省点や課題が多く、テスターと胸を張って言える状態ではありませんが、今後も研究会に参加し、インタビューと評価を繰り返すことによって、いつか真のテスターとなれるよう努力していきたいと思います。(I.H)


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