2012年12月28日
2012年度第3回定例会報告
韓国OPI研究会 2012年度第3回定例会報告
日時:2012年9月22日(土) 10:30~12:30
場所:時事日本語学院 Testmate 302号室
参加者:16名
<定例会内容>
①10:30~11:40 OPI判定と討論 テープ提供 飯田桃子先生(10期生)
「テスター取得への道のりについて」
「SkypeによるOPIのやり方について」
10期生の飯田桃子先生に、テープ提供とともに「テスター取得への道のり」「Skypeの使い方」などについてのお話もしていただいた。飯田先生は10期生が続々テスター取得をしていく中、一度はテスター取得をあきらめかけてしまったが、同期の皆さんや牧野トレーナーの応援により再びテスター取得に向け努力され、無事にテスターになられ、その経緯について伺った。12月にワークショップを受講予定の11期生も数名参加されていたし、また他の会員にとっても大変喜ばしく貴重なお話であった。改めて、ワークショップの「仲間の大切さ」を認識することとなった。
テープは認定ラウンドのもので判定が「超級」で確定しているもの(牧野先生承認済み)。3~4人でグループを作り判定と根拠、またインタビュースキルについての話し合いをした後、全体で討論。「超級」と「上-上」で意見がわかれた。超級に必要な、敬語・インフォーマルに問題はなく、抽象語彙も駆使しながら複段落でまとまりのある発話をしていたが、上限がわかりにくくトリプルパンチの反論部分できちんと答えられていないのではないか、という点が判定がわかれたポイントであった。しかし、これはテスターの質問の仕方に一因があるのではないか、つまり段落を出すための質問力、抽出法に問題があったため、被験者の実力を最後まで出し切れていないことが原因ではないかという意見が出た。このレベルのインタビューでのテスター側の質問力の重要性を再認識できたテープであった。
このテープは日本在住の被験者をSkypeを通してインタビューしたものであった。音声データは聞き取りに問題がなくクリアであったということだが、定例会ではデータとスピーカーの相性の問題か少々聞きづらい点もあった(大きな問題はなし)。最近はSkypeを利用したOPIインタビューも増えているため、その録音方法についてご紹介していただいた。以下は、その内容を簡単にまとめたものである。双方でSkypeを使用していることが前提。
1)Tapurという無料ソフトをダウンロードし、インストールする。
*言語選択の画面が出たら、日本語より英語を選択する方が問題がない。
2)インタビューする際(Skypek起動中)、Tapurソフトを起動し、赤色の録音ボタンを押せば録音できる。
注意点
*中級以上の被験者でないと難しい
*動画もあれば対面式と変わらず相手の表情なども見えるが、速度に問題が生じる可能性あり
*ロールプレイを直接見せることができないので、口頭で説明するかPDFファイルなどで見せる
タイムラグもなく音声にも大きな問題はないので、これからSkypeを使ったOPIインタビューも増えると予想される。これからも会員間でSkypeを使ったインタビューの方法についてシェアしていければと思う。
②11:50~12:10 「韓国におけるOPIc」について 発表・資料提供 川口慶子(7期生)
近年、韓国で就職試験などに採用されているOPIc(コンピュータを使ったOPIインタビュー)についての基本情報・実情とともに、それを主催しているCredu社についてなど、韓国で日本語OPIのテスターである以上知っておいた方がよい情報だと思い、資料をまとめて発表した。韓国OPI研究会として、これからもOPIcやCredu社の動向を見守っていくことを再確認した。(資料が必要な方は代表 川口までご連絡ください)
③12:10~12:30 その他
2012年12月に予定されているワークショップ開催の報告があった。また、それと共に開催されるブラッシュアップ講座の内容に関して、参加会員とともに意見を出し合った。ここで得た意見をもとに、嶋田トレーナーとブラッシュアップ講座の内容について話し合いを進めることとなった。
(文責 川口慶子)
日時:2012年9月22日(土) 10:30~12:30
場所:時事日本語学院 Testmate 302号室
参加者:16名
<定例会内容>
①10:30~11:40 OPI判定と討論 テープ提供 飯田桃子先生(10期生)
「テスター取得への道のりについて」
「SkypeによるOPIのやり方について」
10期生の飯田桃子先生に、テープ提供とともに「テスター取得への道のり」「Skypeの使い方」などについてのお話もしていただいた。飯田先生は10期生が続々テスター取得をしていく中、一度はテスター取得をあきらめかけてしまったが、同期の皆さんや牧野トレーナーの応援により再びテスター取得に向け努力され、無事にテスターになられ、その経緯について伺った。12月にワークショップを受講予定の11期生も数名参加されていたし、また他の会員にとっても大変喜ばしく貴重なお話であった。改めて、ワークショップの「仲間の大切さ」を認識することとなった。
テープは認定ラウンドのもので判定が「超級」で確定しているもの(牧野先生承認済み)。3~4人でグループを作り判定と根拠、またインタビュースキルについての話し合いをした後、全体で討論。「超級」と「上-上」で意見がわかれた。超級に必要な、敬語・インフォーマルに問題はなく、抽象語彙も駆使しながら複段落でまとまりのある発話をしていたが、上限がわかりにくくトリプルパンチの反論部分できちんと答えられていないのではないか、という点が判定がわかれたポイントであった。しかし、これはテスターの質問の仕方に一因があるのではないか、つまり段落を出すための質問力、抽出法に問題があったため、被験者の実力を最後まで出し切れていないことが原因ではないかという意見が出た。このレベルのインタビューでのテスター側の質問力の重要性を再認識できたテープであった。
このテープは日本在住の被験者をSkypeを通してインタビューしたものであった。音声データは聞き取りに問題がなくクリアであったということだが、定例会ではデータとスピーカーの相性の問題か少々聞きづらい点もあった(大きな問題はなし)。最近はSkypeを利用したOPIインタビューも増えているため、その録音方法についてご紹介していただいた。以下は、その内容を簡単にまとめたものである。双方でSkypeを使用していることが前提。
1)Tapurという無料ソフトをダウンロードし、インストールする。
*言語選択の画面が出たら、日本語より英語を選択する方が問題がない。
2)インタビューする際(Skypek起動中)、Tapurソフトを起動し、赤色の録音ボタンを押せば録音できる。
注意点
*中級以上の被験者でないと難しい
*動画もあれば対面式と変わらず相手の表情なども見えるが、速度に問題が生じる可能性あり
*ロールプレイを直接見せることができないので、口頭で説明するかPDFファイルなどで見せる
タイムラグもなく音声にも大きな問題はないので、これからSkypeを使ったOPIインタビューも増えると予想される。これからも会員間でSkypeを使ったインタビューの方法についてシェアしていければと思う。
②11:50~12:10 「韓国におけるOPIc」について 発表・資料提供 川口慶子(7期生)
近年、韓国で就職試験などに採用されているOPIc(コンピュータを使ったOPIインタビュー)についての基本情報・実情とともに、それを主催しているCredu社についてなど、韓国で日本語OPIのテスターである以上知っておいた方がよい情報だと思い、資料をまとめて発表した。韓国OPI研究会として、これからもOPIcやCredu社の動向を見守っていくことを再確認した。(資料が必要な方は代表 川口までご連絡ください)
③12:10~12:30 その他
2012年12月に予定されているワークショップ開催の報告があった。また、それと共に開催されるブラッシュアップ講座の内容に関して、参加会員とともに意見を出し合った。ここで得た意見をもとに、嶋田トレーナーとブラッシュアップ講座の内容について話し合いを進めることとなった。
(文責 川口慶子)
2020年度 第3回定例会 報告書
2020年度 第3回定例会のご案内
2020年度 第2回定例会報告
2019年 韓国OPI研究会 第3回定例会報告
2018年第3回定例会報告書
2018年第1回定例会報告書
2020年度 第3回定例会のご案内
2020年度 第2回定例会報告
2019年 韓国OPI研究会 第3回定例会報告
2018年第3回定例会報告書
2018年第1回定例会報告書
Posted by J-OPI-K at 21:21│Comments(0)
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