2012年12月28日

韓国OPI研究会 2012年度第2回定例会報告

日時:2012年5月26日(土)14:00~17:00(受付 13:45~)

場所:時事日本語学院 Tastmate 404号室

参加者:(会員)16名

【定例会内容】

1.14:00-15:50 OPI判定と討論(テープ提供: 小島堅嗣 先生)(討論司会:大橋真由美)

小島堅嗣先生がテスター資格取得のために提出した認定ラウンドテープ。判定は(中級の上)で確定しているもの。(牧野成一トレーナー承認済み)。今回も前回と同様、3、4人のグループに分かれて判定・その根拠について発表した。判定では、文単位で話せているものの、必ずしも段落で話せていない点、上級RPが達成できていない点から「中級」であるが、下位レベルにおいては、「中―中」、「中―上」で意見が分かれた。討論では、上級の比較の質問が多く、明確な挫折が見られず、被験者の上限の確認が難しいという指摘があった。RPでは、アルバイトの面接で交渉するというものであったが、被験者が設定をしっかり理解できていなかった点が見られ、被験者にアルバイトや面接の経験を聞いたり、RPの設定をもう少し詳細に設定したほうがいいのではないかという意見が出た。また、質問について「比較」だけでなく、「叙述」、「説明」をさせたり、「一人旅について良い点、悪い点」と聞くよりも、「一人旅についてどう思うか。」を聞き、被験者の意見を明確にさせ、反論するといった具体的な質問の仕方についても意見が交換された。
その後、具体的な質問や被験者へのアドバイスについて話し合った。具体的な質問については、「一人旅へのアドバイス」や「観光庁からのアドバイス」など立場を変えて話させるなどの意見が出た。また、被験者へのアドバイスについては、「四コマ漫画」などを利用し、接続詞、助詞を使いこなせるようにする、語彙を増やすようにする、段落で話せるようにするなどの意見が出た。質問の仕方の難しさを再確認するとともに、具体的な質問、被験者へのアドバイスについて具体的な意見交換ができた。

2.16:00-16:30 「韓国OPI研究会の歩みと今後の課題について」(櫻井恵子先生)

櫻井先生より、韓国日本語OPI研究の歩み、今後の課題についてお話いただいた。韓国日本語OPI研究会は、1999年1月に日語教育学会の中の研究会の一つとして発足し、韓国の高校生用の口頭能力テスト開発、評価基準の作成を目指した。1996年7月から韓国でワークショップを開催したり、2003年8月、2009年8月には、ソウルでOPI国際シンポジウムを開催するなど現在に至る。櫻井先生がこれまでOPIをされてよかった点として、口頭能力を客観的に評価ができる点、授業改革に役立つ点、研究に有効な点などが挙げられた。また、韓国日本語OPI研究会の今後の課題として、記録を残すこと、韓国の学習者コーパスを作成すること、研究会のメンバーの研究業績をリストアップし、20周年記念に論文を発行することなどが挙げられた。OPIの良さを再認識でき、韓国日本語OPI研究会の今後の課題が明確になったお話でした。

3.16:30-16:40 お知らせ・その他

 2012年の冬(12月21日~24日)、 嶋田和子先生(一般社団法人アクラス日本語教育研究所 代表理事)を迎え、韓国でOPIワークショップが開催予定。応募に関しては、6月中旬からOPI研究会MLで知らせ、7月上旬から申し込み受付予定であることが伝えられた。

(文責 大橋真由美)


同じカテゴリー(定例会)の記事
 2020年度 第3回定例会のご案内 (2020-10-27 17:43)
 2020年度 第2回定例会報告 (2020-06-25 09:56)
 2019年 韓国OPI研究会 第3回定例会報告 (2019-09-29 13:58)
 2018年第3回定例会報告書 (2018-09-16 16:20)
 2018年第1回定例会報告書 (2018-04-08 17:07)
 2016年 第4回定例会報告書 (2017-02-02 21:21)

上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。

読者登録
メールアドレスを入力して登録する事で、このブログの新着エントリーをメールでお届けいたします。解除は→こちら
現在の読者数 13人
オーナーへメッセージ
インフォメーション
削除
韓国OPI研究会 2012年度第2回定例会報告
    コメント(0)