2010年11月27日

韓国OPI研究会 2010年度 第4回定例会報告


日時:2010年 11月20日(土)13:45~17:00(受付 13:30~)

場所:時事日本語学院 鐘路本館 401号室

参加者: 会員13名

内容
①13:45~14:35  テープ判定① 
           テープ提供 小松奈々先生(ソウル大学校言語教育院)
          (討論司会:早矢仕智子先生)

7期生の小松奈々先生のトレーナーからの判定なしのテープを全員で判定した。「中級の上」と「中級の中」に分かれた。また材料不足で判定不能という参加者もいた。インタビュー時の感触で小松先生は「上級の下」辺りだと感じ上級質問や超級質問が多かったが、中級が確立している部分が見えず、その辺りを固める質問があればよかったとの意見がでた。また、超級のロールプレイを出したので、インタビューをしながらレベルを測りロールプレイを選択する難しさも感じられた。

②14:45~15:35  テープ判定②
           テープ提供 孫貞淑先生(瑞逸大学校)
           (討論司会:木田佳与子)

9期生である孫貞淑先生の本番ラウンドのテープで渡辺トレーナーの判定を受けていないテープを全員で判定した。中級の下と判定する参加者が多かったが、質問の仕方がクローズドクエシチョンが多く、もっとオープンクエスチョンにした方がいいだろうという意見が出た。また、一度質問を投げかけたら、多少もたついても待つ姿勢をもたないと被験者の実力を発揮させることができないだろうということで、インタビューの待つと言う部分の重要性を再確認できた。

③15:50~16:50 ロールプレイのタスク達成とは?
           -超級ロールプレイを中心に-
           ミニワークショップとグループ討議

前回第3回定例会で話題になった「ロールプレイの達成とは?」を受けて早矢仕先生が準備したロールプレイをペア(今回の参加者は全員日本語のネイティブスピーカー)になって行った。その際、嶋田和子トレ-ナーの「インタビュー技術の向上を目指して-効果的な発話抽出のためにすべきこと-」と渡辺素和子トレーナーの「OPI超級における敬語判定の問題点」からの抜粋で問題点や超級の判定の絶対条件を確認した。まず、ペアで超級ロールプレイの依頼を試したが、「~していただけませんか」のような依頼文として学習する表現はどのペアからも出ず、判断を相手に委ねるような談話構成が依頼時にネイティブスピーカーがとる談話構成だという新しい発見があった。また、早矢仕先生が録音したネイティブとノンネイテュイブに敬語とくだけた表現を言わせるロールプレイではネイティブだからといって必ずしも敬語がすんなりできるわけでない事、方言話者は標準語ではくだけた表現が出にくいなどの例が見られた。参加者の関心も高くこれからも研究していくべきテーマであろう。

④16:50~17:00   その他

12月19日(日)に予定されている牧野成一トレーナーによるブラッシュアップセッションの参加者は後日メーリングリストで募ると早矢仕先生からあった。また、ブラッシュアップセッションの準備も含めて、日本語OPI研究会20周年記念論文集に掲載された牧野成一トレーナーの寄稿論文「これから20年後のOPIのあるべき姿」が定例会参加者に配られた。

                                      文責 木田佳与子


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