2010年10月08日
韓国OPI研究会 2010年度 第3回定例会報告
日時:2010年 10月2日(土)10:30~12:30(受付 10:15~)
場所:時事日本語学院 Testmate 404号室
参加者: 会員20名(内新入会2名)
内容:
1.10:30~10:45 OPIとフィードバック(1)
鎌田トレーナーのお書きになった「OPIフィードバック」という論文を基に皆でOPIのフィードバックについて考える試みの第1段階として、早矢仕先生が論文から抜粋したところを説明し、長期的課題と短期的課題がフィードバックとして提示されている事などを学んだ。また今年2月の九州OPI研究会の発表での明日香美容文化専門学校日本語科のOPIを使った試みの報告があった。
2.10:45~11:35 テープ判定
(テープ提供:倉持香先生)
(討論司会:大橋真由美先生)
倉持先生の本番ラウンドのインタビューテープで、渡辺トレーナーが「中級の上」で判定済のものを全員で判定した。テスターは「中級の上」が多く、少数であるが「上級の下」「中級の中」に分かれた。インタビューの仕方が割と上級質問に早く入り、中級の下限上限があまりはっきりと見られないので、その点がもっとはっきり見えるようなインタビュー方法の工夫が必要ではないかとの意見がでた。また、ロールプレイで機転を利かしてその場を処理できたというのは当初与えられたタスクを達成していたか否かで意見が分かれたが、これは臨機応変に対応できたので良いだろうとの意見でまとまった。
3.11:35~11:45 休憩
4.11:45~12:15 OPIとフィードバック(2)
ディスカッションと発表
テープ判定のインタビューを使い、4つのグループになり、鎌田トレーナーの論文「OPIとフィードバック」を基にしてOPIの被験者に長期的課題と短期的課題をフィードバックとして与えるとの設定で話し合い、その後グループの代表が発表した。長期的課題と短期的課題をどのように分けたらいいかははっきりしない点もあったが、どのグループも同じような点を課題として指摘していたのが興味深く、OPIという共通項を持っている強みなのかもしれないと感じた。
5.12:15~12:30 報告・その他
今年12月20日から23日までプリンストン大学の牧野トレーナーをお呼びして開かれるOPIのワークショップが定員に達し、開催されるとの報告と12月19日にブラッシュアップセッションが開かれるとの報告があった。
また、今年7月に函館で開かれた日本語プロフィシエンシー研究会国際シンポジウムに参加した早矢仕代表からの報告があった。
文責 木田佳与子
2020年度 第3回定例会 報告書
2020年度 第3回定例会のご案内
2020年度 第2回定例会報告
2019年 韓国OPI研究会 第3回定例会報告
2018年第3回定例会報告書
2018年第1回定例会報告書
2020年度 第3回定例会のご案内
2020年度 第2回定例会報告
2019年 韓国OPI研究会 第3回定例会報告
2018年第3回定例会報告書
2018年第1回定例会報告書
Posted by J-OPI-K at 22:24│Comments(0)
│定例会