2009年04月07日

韓国OPI研究会 2008年度第4回定例会報告


日時:2008年12月6日(土)10:15~12:30(受付 10:00~)

場所:時事日本語学院 Testmate 202号室

参加者:(会員)18名
(見学)3名(うち2名新会員登録)               合計21名

【定例会内容】

1.10:15~11:10 テープ判定と討論①
          (テープ提供:8期生李善姫先生)
          (討論司会:早矢仕智子)
李先生がテスター資格取得のために本番ラウンドに提出したテープ。判定が明らかになっているもの(牧野成一トレーナー承認済)。全員で判定を行う。有資格者、未資格者共、判定は全員が中級内であり、その意味では非常にすぐれたOPIインタビューであったといえよう。ただし、牧野先生の判定が中級の上であったが、私たちの判定が圧倒的に中級の中が多かった。それぞれの判定根拠を聞きながら、下位レベルの判定基準について確認を行なう。十分な発話量と自発性はあるが、何を話しているかがわかりにくい。文と段落のとらえ方、タスクの達成の質について等、討論が行われた。中級の上と考えた場合、上級のパフォーマンスがどれだけできているかという判断が必要であるが、「上級のパフォーマンス」なるものをどうとらえるのか、という問題が見えてきそうだ。量だけではなく、判定レベルの質をどこまでOPIでは判断するのかは、このテープの中級の問題だけではなく、どのレベルにおいても重要なことであり、ブラッシュアップを通して、解決していきたいテーマである。

2.11:10~11:20 休憩

3.11:20~12:15 テープ判定と討論②
          (テープ提供:8期生松崎恭子先生)
          (討論司会:峯﨑知子先生)
松崎先生がテスター資格取得のために本番ラウンドに提出したテープ。判定が明らかになっているもの(牧野成一トレーナー承認済)。全員で判定を行う。有資格者、未資格者共、上級の下から超級まで判定が分かれた。一番多かった判定は上級の上であったが、認定された判定は超級であった。それぞれの判定根拠を聞きながら、超級と上級の判定基準について確認を行なう。超級の根拠となる「複段落」やタスクの達成もできており、「抽象性」や待遇表現も適切であるが、「ロールプレイ」での交渉のタスクの出来に不足を感じているテスターが多かった。具体的には、「ロールプレイ」における交渉の仕方に、相手に不快な印象を与える不自然さがあることが指摘されたのだが、敬語はできていても、これではタスクは達成できないのではないか、といった指摘である。つまり質の問題が、ここでも討論の対象になった。
またテスター側のインタビューの仕方についても、特に超級対象における難しさが指摘された。特に超級に関していえば、被験者に主導権を握らせず、相手によっては、ある距離感を持って対応したほうがよい。またはどういう質問をすれば、超級以上の被験者にタスクにおける挫折を与えることができるのか、つまり明確な突き上げができるのか、これもまた、私たちにブラッシュアップが必要であることを認識させた有意義なテープであった。

4.12:15~12:30 お知らせ
・12月23日(火)10時30分~ 時事日本語学院Testmate
ブラッシュアップセッション 渡辺素和子トレーナー
・第7回OPI世界シンポジウム-韓国OPI研究会10周年記念-
日時:8月20日(木)~23(日)のうち2日間
場所:未定(ソウル市内)

文責 早矢仕智子


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