2015年04月06日

2015年第1回定例会報告書

2015年第1回定例会報告
日程:2015年4月4日(土)14:00~17:00(13:45受付開始)
場所:時事日本語学院 TESTMATE 201号室
参加者:13名

内容:
14:00~15:30 テープ判定と討論①
テープ提供:粟国亜耶香先生(12期生)
    司会:川口慶子先生

現在テスター資格取得中の12期生・粟国先生から提供していただいたテープを聞き、①レベル判定とその根拠、②インタビュアーの質問の仕方や構成についてのアドバイスの2点について各グループで話し合いが行われた。
各グループとも、判定不可能であるという結果であったが、強いてレベルを判定するとすれば「上-中」、または「上-上」という意見であった。その根拠として、インタビュアーの質問の意図が不明瞭であったことにより、引き出したいタスク(描写、叙述、比較等)が効果的に引き出されていない点が挙げられた。また、トリプルパンチに入る前のプレリュードが短く、語彙レベルも上がっていなかったことにより、超級レベルの発話が引き出されておらず、個人的な経験レベルの発話に落ちてしまっている点も指摘された。構成については、超級レベルだと判断した場合、ロールプレイは敬語と友達言葉の2つを行わなければならないこと、トリプルパンチは「上-下」で1回、「上-中」以上で2回行わなければならないことを再確認した。
会員の皆さんから、多くの意見やアドバイスが出され、テスター資格取得中の12期生にとっては刺激になる、有意義な討論であったと思う。

15:45~17:00 テープ判定と討論②
テープ提供:濱畑静香先生(12期生)
    司会:木田佳与子先生

後半は、12期生の中で最も早くテスターに合格なさった濱畑先生が練習ラウンドで提出なさったテープを聞いて、同じく①レベル判定とその根拠、②インタビュアーの質問の仕方や構成についてのアドバイスの2点について各グループで話し合った。
その結果、「上-上」から「超級」、「上-中」から「上-上」、「上の下」と意見が分かれた。被験者がドイツ人学習者であったため、普段韓国人学習者の日本語に慣れてしまっている私たちにとっては、慣れない発音に聞き取りにくさを感じた方も多かったようだ。「段落」で話せているのか、または「文の羅列」になっているのかという点について意見が交わされ、「段落」の捉え方について再度確認する必要があるという指摘があった。被験者の発話を引き出すために、インタビュアーが「待つ」ことの重要さも再認識された。また、敬語を引き出すロールプレイでは、敬語が出やすい「依頼」の場面等に設定するのが効果的であるというアドバイスがあった。
普段聞くことの少ない、韓国人以外の被験者のテープということで、新鮮であったと同時に、全体的にレベル判定が厳しくなりすぎているのではないかという点を再確認するいい機会となったと思う。

17:00~17:10 昨年度の収支決算報告、本年度の活動予定等
昨年度の収支決算報告と本年度の活動予定についてのお知らせがあった。本年度は、7月31日~8月2日の3日間「第10回OPI国際シンポジウム」が北海道函館市で行われる予定で、4月1日から参加申し込みが開始されている。また、第2回定例会をテジョンで開催しようという案が提案され、今後検討していく予定である。

<文責:永田沙織>
  


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2014年12月16日

韓国OPI研究会 2014年第4回定例会のご案内

2014年第4回定例会

日時:12月20日(土)10:30-13:15(10:15より受付開始)

場所:時事日本語学院 TESTMATE 201号

内容:
10:30-10:45 新しいテスター取得の流れ、12期生の疑問点とトレーナからの回答
10:45-11:45 テープ判定 (三浦トレーナーとの3者インタビューを利用して)
11:45-12:00 休憩
12:00-13:00 グループアクティビティ「上級レベルの発話を引き出す効果的な質問の仕方とは?」
13:00-13:15 OPIシンポジウムのお知らせなど

~~~~定例会終了後、お食事会を予定しております~~~~~
        


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2014年10月25日

2014年第3回定例会報告書

2014年度 第3回 定例会 報告

日程:2014年10月11日(土)14:00~17:00(13:45受付開始)

場所:時事日本語学院 本館 301号

参加者:12名

内容:
①14:00-14:15 臨時総会
臨時総会が開かれ、運営委員に関して会員からの承認を得た。そこで、現運営委員はあと1年そのまま継続、そして新たに12期生より及川ひろ絵さんと永田沙織さんの2名の運営委員が紹介された。

②14:15-16:00 テープ判定と討論  『フロア固めを考えよう!(グループワーク)』
                 テープ提供 永田沙織さん(12期生)
                      司会:木田佳与子先生
 永田沙織さんがテスター取得のために提出した練習ラウンド用のテープ。今回は、「フロア固めを考えよう!~シーリング察知の感覚を磨こう~」というプリントを準備し、そのプリント内容にそってグループで、フロア固めとシーリング、データの判定、判定の根拠、効果的なインタビューのためのアドバイスなどについて討論した。結果、判定は「中-中」と「中-下」で意見が分かれた。 聞いてもいないのに自分が話したい話をするタイプの被験者であったため、たくさん話はしていて複文で話はしているが、まとまっておらず上級のタスクである説明・描写が充分ではないことが判定の根拠として挙げられた。効果的なインタビューのためのアドバイスとしては、ウォームアップをもっと充分にすること、また質問内容が偏っていたため、もっと出てきたトピックかららせん状に話題をつなげていくことが指摘された。また、ロールプレイ(ホテルのフロントでの質問)をする場合は、テスター側もその場面にそった言語を使うこと(ここでは、お客様に対する敬語など)を改めて確認した。会員の皆さんから、たくさんの質問や助言を受けながら討論が進み、テスター取得に向けて勉強している12期生の参加者の皆さんにとっても大変有意義な内容であったと思う。

③ 16:10-17:00 新しいトリプルパンチの復習と練習 司会:迫田亜希子先生
 まず、これまでのトリプルパンチとの違いについて確認が行われた。大きく変わったところは以下の3点である。まず、意見→反論→仮説のトリプルパンチの前に、プレリュードと呼ばれるプロセスが追加されたこと。そして意見を聞く場合は賛成と反対のどちらを支持するのか問うこと。そして、仮説の部分は、「もしあなたが○○だったら・・・」という質問ではなく、話題に関する将来の展望や方向性を問うということである。また、「上-下」ではトリプルパンチは1回、「上-中」以上はトリプルパンチを2回(うち1つは専門分野、1つは専門外)行うことも確認された。その後、グループで先ほどのテープの内容からトリプルパンチの例を考えて発表した。やはり、仮説の質問を考えるところが一番難しいようで、この部分に関してはさらに練習が必要だと感じた。これからも定例会でトリプルパンチの練習を取り入れていくつもりだ。
   
<文責 川口慶子>  


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2014年10月25日

第12回ソウルワークショップ参加者の声

ソウルワークショップでは、毎回参加者の皆さんから、ワークショップの感想をいただいております。ぜひ、ご覧ください。

●WSは緊張の連続でしたが、終えてみて、自分の授業に変化が出てきました。学生に話させる量が増え、何ができて何ができないのかが明確にわかるようになれたと思います。こういった授業や試験の際の迷いが解消できたことはもちろん、それと同時に12期生という仲間ができたこと、OPI研究会の先生方とお近づきになれたこともWSに参加してよかったと思えた点です。先生方、ありがとうございました。これからが、テスター資格に向けて本番という感じですが、楽しみながらできたらと思います。(T・T)

●ずっと待ち続けたワークショップ期待と不安でいっぱいでした。
早速初日から13種類のOPIの練習問題をして、本当にワークショップ大変さを肌で感じました。しかし、2日、3日とだんだんとなれて、雰囲気も緊張の中にも同じ目的を持つ仲間として和やかになり、ハードスケジュールでしたが、皆最後までやり遂げることができました。三浦先生の的確な指導のおかげで、本当に楽しい三泊四日でした。今でも忘れられません。12期生は、バンドやカカオトークで今でも連絡を取りながら、励まし合って頑張っています。このような機会をくださってありがとうございました。(N・T)

● OPIのマニュアル本が届いた時は正直申し上げて果たしてこの内容を理解することができるんだろうか、と不安でいっぱいでした。そんな気持ちからワークショップが始まったのですが、三浦先生の要点をついたご説明とそれに伴った実際の具体例を多く聞かせていただいたことで少しずつその不安は消えていきました。その代わりにOPIの技術を身につけて現場でどのように生かすことができるのだろうか、という期待に変わりました。
 でも今またこの感想文を書きながら、期間中は少しはつかめたかな、と思ったコツのようなものがどこへ行ったのやら・・・不安な気持ちが再燃しておりますが、OPI同期の素敵なお仲間との出会いという大きな収穫がこの不安を打ち消してくれています。またテスター取得を目指す過程の中で実際にインタビューをしながらコツをつかんでいきたいと思っております。
ワークショップで最も印象に残ったことは、日本語教育の現場だけでなく、通常のコミュニケーションという場面においても、投げかける質問の“質”によってそのやりとりが変わってくる、ということです。相手の話したいことを引き出すためには相手の話をまずしっかり聞いて、会話をつないでいく、ということの大切さを感じました。
 最後に今回のワークショップを開催にあたって多くの準備をして下さった運営委員スタッフの先生方に深く感謝致しております。(O・H)

●スピーキングのレベルを判定するためのブレない基準というものをみっちり教えていただきました。ワークショップ自体は先生もメンバー同士でも和気あいあいとした雰囲気でとてもよかったです。レベル判定に多少は自信をもてるようになり、学習者にも何を目指せばいいかという指針を示すことができるようになったのではないかと思います。(N・Y)

●4日間という短い時間でしたが、OPIの基準や評価方法について実践的に学べて、学習者の評価に対する認識が180度変わったような気がします。みんなの前でのインタビューはとても緊張しましたが、大変いい経験になりました。(N・S)

●以前からOPIに関心を持っていたものの、なかなかワークショップ受講というところまでは踏み出せずにいたのですが、今回受講の機会を得ることができ、参加させていただきました。前日にはブラッシュアップセッションもありましたので、OPIに染まった濃い夏の5日間を過ごさせていただきました。
 ワークショップに参加してみると、これまで自分がいかに文法にとらわれて評価していたのかということを痛感しました。ワークショップ初日の時点で、短時間で様々な質問形式・内容を織り交ぜながらレベルチェックをし、何ができて何ができないのかを見極めることが、果たして自分はきちんとできるのだろうかと不安になりました。けれども、実際のワークショップではトレーナーの三浦先生から丁寧なご指導をいただき、何本もインタビューを聞き、さらに自分自身もやってみることで少しずつ理解できるようになりました。自分がインタビューの実践をする前には、受講生の仲間とインタビューの練習をし合ったのもいい思い出です。教師になってから何日間もみっちりワークショップに参加する機会がなかったので、大変新鮮で毎日が勉強でした。
 三浦先生からは端的にポイントを毎回提示していただきました。突き上げをしっかりすること、「話さない」のか「話せない」のかインタビューからサンプルを得ることが大事であることなど、このワークショップに参加しなければ気付けなかったことをたくさん学びました。
 質問にも的確に答えていただき丁寧にご指導くださったトレーナーの三浦先生、いろいろご準備をしてくださった研究会運営スタッフの先生方に厚く感謝申し上げます。そして、ワークショップで共に過ごした12期生の皆さんと出会えたことにも心から感謝したいと思います。そして、約1年後のテスター資格取得に向けて頑張ります。(H・S)
  


Posted by J-OPI-K at 11:46Comments(0)WS参加者の声

2014年04月10日

ACTFL-OPI試験官養成 第12回ソウル・ワークショップ開催のお知らせ

韓国OPI研究会会員先行申し込みについて。

開催日程が、8月に変更になりました。
詳しくは、韓国OPI研究会MLにてご確認ください。

日時:2014年8月20日(水)~23(土)の4日間(9:30~18:30)
会場:未定
主催:韓国OPI研究会
講師:三浦謙一 ACTFL公認日本語トレーナー(Franklin & Marshall大学 日本語学科長)
定員:10名
受講資格:(1)韓国OPI研究会会員   (2)日本語教育に携わる者 

ワークショップの概要:
トレーナーによるACTFL-OPI理論、審査基準、抽出法などの説明、模範インタビューなどの講習を受けた後、実際に受講者が被験者2名へのインタビューを行い、トレーナーの指導を受けます。

受講料:1,100,000ウォン(日本語版トレーニングマニュアル、ロールプレイカード含)

申し込み方法:
ワークショップ参加をご希望の方は、韓国OPI研究会MLの別紙申し込み書に必要事項をご記入の上、お申し込みください。受付は先着順で行い、定員になり次第、締め切らせていただきます。また、定員に達しない場合のみ、韓国OPI研究会以外へ広報を行います。なお、申し込み受理の可否はすみやかに事務局からご連絡を差し上げます。その後、参加料振込み(納入期日に関しては、申し込み受理の連絡時にお伝えいたします)を経て、正式参加認可となりますのでご了承ください。

韓国OPI研究会 川口 慶子(かわぐち けいこ)
  


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