2008年05月29日
2008年度第2回韓国OPI研究会定例会報告(1)
日時:2008年5月24日(土)13:30~17:00(受付 13:15~)
場所:時事日本語学院 鐘路本館401号室
参加者:(会員)16名(見学)5名〈内1名新会員登録〉 合計21名
【定例会内容】
1.13:30~14:30 テープ判定と討論
(テープ提供:8期生 里井瑠衣子先生)
(討論司会:峯崎知子先生)
里井先生がテスター資格取得のために練習ラウンドに提出したテープ。判定が明らかになっているもの(牧野成一トレーナ ー承認済)。全員で判定を行う。有資格者、未資格者、見学者共、超・上-上・上-中に判定。それぞれの判定根拠を 聞く。段落、発話の多さ、意見述べ、フォーマル/インフォーマルの抽出、語彙におけるミスの少なさ等から上級以上であ ることは間違いないが、上限をどう判定すべきかが問われた。抽象語彙の少なさ、意見に客観性がなく問いかけられた話題 が全て「私」に帰結してしまうこと、発音の不明瞭さ等から、おしゃべりは上手であるが、OPIにおける超級レベルには達し ていないという意見が多かった。そして、牧野トレーナーからも同様の判定と指摘を受けたことが報告された。「言い換えや 回りくどい表現」といった冗長さが目立ち、「議論や仮説を構成する代わりに、描写や叙述といった平易な方法」になりが ちである上級-上の典型的なインタビュー例であり、よいサンプルになったと思われる。
2.14:30~14:40 休憩
3.14:40~16:50 (休憩1回含)OPIロールプレイカードの検討
アンケートの結果並びにディスカッションの詳しい報告につきましては、後日別途にMLを通してご報告いたします。もう 少々お待ちください。
(1)アンケート調査の結果報告(早矢仕智子)
(2)超級ロールプレイカードの検討
→出席者は3グループに分かれて、ロールプレイカードについてフリーディスカッションを行う。
4.お知らせ
2008年度12月実施ソウルワークショップについてのお知らせ
→6月中にMLを通して参加募集を行う予定。韓国OPI研究会会員が優先となることから、お近くで興味のある方には、早 めに入会いただくことをご案内ください。
【最後に】
通例のテープ判定だけではなく、初の試みとなるロールプレイカードの検討を行いました。先立ってアンケートにご協力い ただきました会員の皆様には、厚く御礼申し上げます。アンケートの結果並びにディスカッションの詳しい報告は、もう少々 お時間をいただきたくよろしくお願い申し上げます。テスター以外にも会員資格が開かれている韓国OPI研究会であることか ら、最終目標であるオリジナルロールプレイカードの開発までは、残念ながら今回の定例会では成しえませんでしたが、2 学期以降、テスター有資格者を対象とし、個別の検討会を実施、具体的に一個一個のロールプレイカードを見直す作業とと もに、アンケートにも要望として見られた、幅広い年齢の学習者に対応する韓国の事情に合うオリジナルカードの開発を行っ ていけたらと考えております。
今後とも、会員の皆様のご協力をお願い申し上げます。
20080527 文責 早矢仕
場所:時事日本語学院 鐘路本館401号室
参加者:(会員)16名(見学)5名〈内1名新会員登録〉 合計21名
【定例会内容】
1.13:30~14:30 テープ判定と討論
(テープ提供:8期生 里井瑠衣子先生)
(討論司会:峯崎知子先生)
里井先生がテスター資格取得のために練習ラウンドに提出したテープ。判定が明らかになっているもの(牧野成一トレーナ ー承認済)。全員で判定を行う。有資格者、未資格者、見学者共、超・上-上・上-中に判定。それぞれの判定根拠を 聞く。段落、発話の多さ、意見述べ、フォーマル/インフォーマルの抽出、語彙におけるミスの少なさ等から上級以上であ ることは間違いないが、上限をどう判定すべきかが問われた。抽象語彙の少なさ、意見に客観性がなく問いかけられた話題 が全て「私」に帰結してしまうこと、発音の不明瞭さ等から、おしゃべりは上手であるが、OPIにおける超級レベルには達し ていないという意見が多かった。そして、牧野トレーナーからも同様の判定と指摘を受けたことが報告された。「言い換えや 回りくどい表現」といった冗長さが目立ち、「議論や仮説を構成する代わりに、描写や叙述といった平易な方法」になりが ちである上級-上の典型的なインタビュー例であり、よいサンプルになったと思われる。
2.14:30~14:40 休憩
3.14:40~16:50 (休憩1回含)OPIロールプレイカードの検討
アンケートの結果並びにディスカッションの詳しい報告につきましては、後日別途にMLを通してご報告いたします。もう 少々お待ちください。
(1)アンケート調査の結果報告(早矢仕智子)
(2)超級ロールプレイカードの検討
→出席者は3グループに分かれて、ロールプレイカードについてフリーディスカッションを行う。
4.お知らせ
2008年度12月実施ソウルワークショップについてのお知らせ
→6月中にMLを通して参加募集を行う予定。韓国OPI研究会会員が優先となることから、お近くで興味のある方には、早 めに入会いただくことをご案内ください。
【最後に】
通例のテープ判定だけではなく、初の試みとなるロールプレイカードの検討を行いました。先立ってアンケートにご協力い ただきました会員の皆様には、厚く御礼申し上げます。アンケートの結果並びにディスカッションの詳しい報告は、もう少々 お時間をいただきたくよろしくお願い申し上げます。テスター以外にも会員資格が開かれている韓国OPI研究会であることか ら、最終目標であるオリジナルロールプレイカードの開発までは、残念ながら今回の定例会では成しえませんでしたが、2 学期以降、テスター有資格者を対象とし、個別の検討会を実施、具体的に一個一個のロールプレイカードを見直す作業とと もに、アンケートにも要望として見られた、幅広い年齢の学習者に対応する韓国の事情に合うオリジナルカードの開発を行っ ていけたらと考えております。
今後とも、会員の皆様のご協力をお願い申し上げます。
20080527 文責 早矢仕
2020年度 第3回定例会 報告書
2020年度 第3回定例会のご案内
2020年度 第2回定例会報告
2019年 韓国OPI研究会 第3回定例会報告
2018年第3回定例会報告書
2018年第1回定例会報告書
2020年度 第3回定例会のご案内
2020年度 第2回定例会報告
2019年 韓国OPI研究会 第3回定例会報告
2018年第3回定例会報告書
2018年第1回定例会報告書
Posted by J-OPI-K at 21:47│Comments(0)
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