2019年03月18日
2019年度第1回定例会報告
2019年第1回定例会報告書
日程:2019年3月16日(土)10:30~13:00(10:15受付開始)
場所:ハナ多文化センター「タリン」3階会議室
参加者:16名(現地参加15名、ZOOM参加1名)
内容:
10:30~10:40 OPIの理論説明(迫田先生)
・OPIの4つの主要レベル(超級、上級、中級、初級)と3つのサブレベル(-上、中、下)
の特徴。
・OPIのインタビューの手順(導入→話題収集→突き上げ→ロールプレイ)。
10:40~11:10 デモンストレーション(テスター:迫田先生、被験者:大学3年生、男性)
インタビューの流れ
住んでいるところ、交通
↓
授業のこと(日本の映像と文化)
↓
映画のこと(『鉄道員』)
↓
韓国での65歳以上の地下鉄乗車無料について
(メリットとデメリット)
↓
コンビニでのアルバイトについて
↓
食物廃棄(フードロス)について
↓
ロールプレイ
(本を執筆した教授本人に、本を送って
もらえるよう電話で依頼)
11:10~11:35 レベル判定とディスカッション(司会:後藤先生)
・判定は中級―上(3名)、上級-下(4名)、上級-中(5名)および上級-中か上で迷う(2名)
となった。
・全体的に上級のタスクをこなしていた(個人レベルから社会的な話題まで対応、つきあげ
にも対応していた、段落を維持していた)。
・ロールプレイができていなかった(タスクの内容を勘違い、丁寧な切り出しができず失礼な
印象になってしまった、敬語が出ていなかった等)ために、上級の下位レベルをどう判断した
らよいか難しいという意見が多く出た。
11:35~11:45 休憩
11:45~12:05 (録音)音声判定(音声提供/テスター:小島、被験者:会社員、女性)
インタビューの流れ
自己紹介
↓
仕事内容
↓
住んでいるところ
↓
小説のこと(『太白山脈』)
↓
日本料理を食べた経験
↓
逆質問(被験者からテスターへの質問)
12:05~12:25 レベル判定とディスカッション(司会:迫田先生、後藤先生)
・初級-中、初級-上の2つの判定に分かれた。
・初級-中である理由としては、暗記した表現を使って簡単な文を作ることが
できた点が挙げられた。そして被験者が自分で作り出した文がどの程度あるか、
また逆質問がどの程度できていたかの判断が、初級-中と初級-上の判定を分ける
ポイントとなった。
・音声提供者(小島)は「初級-中」としてトレーナーに提出していた(2011年度)
が、結果はOKであった(ただし内容についてのトレーナーからの具体的なコメントはなし)。
12:25~13:00 研究会からの連絡事項
1)決算報告(後藤先生)→報告後、参加者全員の承認を得た。
2)研究助成プロジェクト報告(小島)
2017年度分:研究テーマ「 「どう・どんな質問」による効果的な発話抽出の一考察
- OPI訓練生のインタビューデータをもとに-」
から発展した2本の論文が、それぞれ学術誌(韓国日語教育学会2019.2、
プロフィシェンシー研究学会2019.6)への掲載されることが決定。
2018年度分:研究テーマ「OPIの主要レベルにおける判定差異の要因-3名のテスター
による判定結果の比較-」
・2018年3月24日、韓国日本語学会にて口頭発表
・2018年5月31日、全北大学校主催日本語学術大会で口頭発表
・上記発表時の課題(OPIを知らない方にたいしてもわかりやすい問題設定
と解決法の提案をする。データを増やし、精密に分析する。)を踏まえ研究を継続する予定。
3)2019年度ワークショップおよび年間スケジュールのお知らせ(迫田先生)
・2019年度OPIテスターワークショップ
日時 :2019年8月21日(水)~24日(土)
場所 :ソウルにて開催予定
参加人数:最低7名~最大11名
参加費用:約110万ウォン(参加人数によって多少の変更あり)
ワークショップトレーナー:嶋田和子先生(アクラス日本語教育研究所代表理事)
ワークショップの申し込み受付
2019年3月23日(土)~3月31日(日)※研究会会員優先
申し込み先
会長の迫田のメールアドレスか、以下のメールアドレスにご連絡ください。
kankokuopi★gmail.com
にお名前、ご所属、E-MAILアドレス、電話番号をご記入の上、お送り
ください。(★をアットマークに変更してください)
・2019年度韓国OPI研究会関連の活動
6月上旬:第2回定例会
8月20日:韓国OPI研究会20周年行事(予定)
8月21日~24日:ワークショップ
9月下旬~10月上旬:第3回定例会
11月2日~3日:国際プロフィシェンシーシンポジウム@大連
12月上旬:第4回定例会
12月7日:韓国日語教育学会 企画発表
今回は新しく参加してくださった方も多く、総勢16名の参加者がいらっしゃいました。そして、
デモンストレーションや音声データを聞いての判定と、ディスカッションも大変盛り上がって
いました。判定結果やその理由などについてうかがっていくと、参加者の皆様の理解度が
非常に高いということを実感しました。これからOPIが日本語教育の場面で多く活かされる
可能性を感じました。
OPIに興味を持たれた方は、定例会、学会での(研究会・個人での)発表なども行っています
ので、ぜひ一度見にいらしてください。
(文責:小島)
日程:2019年3月16日(土)10:30~13:00(10:15受付開始)
場所:ハナ多文化センター「タリン」3階会議室
参加者:16名(現地参加15名、ZOOM参加1名)
内容:
10:30~10:40 OPIの理論説明(迫田先生)
・OPIの4つの主要レベル(超級、上級、中級、初級)と3つのサブレベル(-上、中、下)
の特徴。
・OPIのインタビューの手順(導入→話題収集→突き上げ→ロールプレイ)。
10:40~11:10 デモンストレーション(テスター:迫田先生、被験者:大学3年生、男性)
インタビューの流れ
住んでいるところ、交通
↓
授業のこと(日本の映像と文化)
↓
映画のこと(『鉄道員』)
↓
韓国での65歳以上の地下鉄乗車無料について
(メリットとデメリット)
↓
コンビニでのアルバイトについて
↓
食物廃棄(フードロス)について
↓
ロールプレイ
(本を執筆した教授本人に、本を送って
もらえるよう電話で依頼)
11:10~11:35 レベル判定とディスカッション(司会:後藤先生)
・判定は中級―上(3名)、上級-下(4名)、上級-中(5名)および上級-中か上で迷う(2名)
となった。
・全体的に上級のタスクをこなしていた(個人レベルから社会的な話題まで対応、つきあげ
にも対応していた、段落を維持していた)。
・ロールプレイができていなかった(タスクの内容を勘違い、丁寧な切り出しができず失礼な
印象になってしまった、敬語が出ていなかった等)ために、上級の下位レベルをどう判断した
らよいか難しいという意見が多く出た。
11:35~11:45 休憩
11:45~12:05 (録音)音声判定(音声提供/テスター:小島、被験者:会社員、女性)
インタビューの流れ
自己紹介
↓
仕事内容
↓
住んでいるところ
↓
小説のこと(『太白山脈』)
↓
日本料理を食べた経験
↓
逆質問(被験者からテスターへの質問)
12:05~12:25 レベル判定とディスカッション(司会:迫田先生、後藤先生)
・初級-中、初級-上の2つの判定に分かれた。
・初級-中である理由としては、暗記した表現を使って簡単な文を作ることが
できた点が挙げられた。そして被験者が自分で作り出した文がどの程度あるか、
また逆質問がどの程度できていたかの判断が、初級-中と初級-上の判定を分ける
ポイントとなった。
・音声提供者(小島)は「初級-中」としてトレーナーに提出していた(2011年度)
が、結果はOKであった(ただし内容についてのトレーナーからの具体的なコメントはなし)。
12:25~13:00 研究会からの連絡事項
1)決算報告(後藤先生)→報告後、参加者全員の承認を得た。
2)研究助成プロジェクト報告(小島)
2017年度分:研究テーマ「 「どう・どんな質問」による効果的な発話抽出の一考察
- OPI訓練生のインタビューデータをもとに-」
から発展した2本の論文が、それぞれ学術誌(韓国日語教育学会2019.2、
プロフィシェンシー研究学会2019.6)への掲載されることが決定。
2018年度分:研究テーマ「OPIの主要レベルにおける判定差異の要因-3名のテスター
による判定結果の比較-」
・2018年3月24日、韓国日本語学会にて口頭発表
・2018年5月31日、全北大学校主催日本語学術大会で口頭発表
・上記発表時の課題(OPIを知らない方にたいしてもわかりやすい問題設定
と解決法の提案をする。データを増やし、精密に分析する。)を踏まえ研究を継続する予定。
3)2019年度ワークショップおよび年間スケジュールのお知らせ(迫田先生)
・2019年度OPIテスターワークショップ
日時 :2019年8月21日(水)~24日(土)
場所 :ソウルにて開催予定
参加人数:最低7名~最大11名
参加費用:約110万ウォン(参加人数によって多少の変更あり)
ワークショップトレーナー:嶋田和子先生(アクラス日本語教育研究所代表理事)
ワークショップの申し込み受付
2019年3月23日(土)~3月31日(日)※研究会会員優先
申し込み先
会長の迫田のメールアドレスか、以下のメールアドレスにご連絡ください。
kankokuopi★gmail.com
にお名前、ご所属、E-MAILアドレス、電話番号をご記入の上、お送り
ください。(★をアットマークに変更してください)
・2019年度韓国OPI研究会関連の活動
6月上旬:第2回定例会
8月20日:韓国OPI研究会20周年行事(予定)
8月21日~24日:ワークショップ
9月下旬~10月上旬:第3回定例会
11月2日~3日:国際プロフィシェンシーシンポジウム@大連
12月上旬:第4回定例会
12月7日:韓国日語教育学会 企画発表
今回は新しく参加してくださった方も多く、総勢16名の参加者がいらっしゃいました。そして、
デモンストレーションや音声データを聞いての判定と、ディスカッションも大変盛り上がって
いました。判定結果やその理由などについてうかがっていくと、参加者の皆様の理解度が
非常に高いということを実感しました。これからOPIが日本語教育の場面で多く活かされる
可能性を感じました。
OPIに興味を持たれた方は、定例会、学会での(研究会・個人での)発表なども行っています
ので、ぜひ一度見にいらしてください。
(文責:小島)
Posted by J-OPI-K at 13:31│Comments(0)